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山本由伸の争奪戦は500億円超えで決着か「歴史的オファー」と米メディア予想「関心を持っているのは判明しているだけで7球団」

THE DIGEST編集部

2023.12.20

山本を巡る争奪戦が複数球団で展開されている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

山本を巡る争奪戦が複数球団で展開されている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 米メディアが連日のように山本由伸の争奪戦を記事にしているなか、『FanSided』は12月19日、現時点でどの球団がどのような条件を提示し、そしてどの球団との契約が有力なのかを予想した。

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「ヤマモトに関心を持っているのは判明しているだけで7球団」とした同メディアは、「ニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツは引き続き多くのメディアに取り上げられ、フィラデルフィア・フィリーズも積極的。サンフランシスコ・ジャイアンツとボストン・レッドソックスも熱心に追いかけていると考えられ、ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)とホアン・ソトに空振りしたトロント・ブルージェイズも大物を狙っている」と7つの球団名を並べ、それぞれの条件を予想していった。

 ジャイアンツは「9年3億ドル(約435億円)」と予想。「カルロス・コレア、アーロン・ジャッジ、そしてオオタニのいずれも獲得できなかったが、スター選手を加えたい願望を持っている。頼りになるエースがいないため、ヤマモトはその役割に当てはまる」と評価した。
 
 レッドソックスのオファーは「9年3億2400万ドル(約470億円)」と予想した。「ブライアン・ベイオ、クリス・セールという気鋭の投手がいるが、トップエースの地位は確立していない。もしヤマモトを獲得できれば多くの懸念が払拭できるだろう。それでも契約できる可能性は遠いように感じる」と評している。

「10年3億4000万ドル(約493億円)」と読んだのがブルージェイズだ。「オオタニとソトの獲得には失敗したが、球団を所有するカナダの通信・メディア帝国『Rogers Communications』は、国際的なスターを求めている。永遠のサイ・ヤング賞候補ケビン・ゴーズマンとともに才能豊かなローテーションがさらに強化されるだろう。素晴らしいチームではあるが、しかし最終的にまた“空振り”になると見ている」と、争奪戦から脱落すると記した。

 フィリーズの条件は「10年3億5000万ドル(約508億円)」と見通した。「フロントオフィスは近年、大きな金銭的ギャンブルを恐れていない。ブライス・ハーパー、トレイ・ターナー、JT・リアルミュート、アーロン・ノラの全員とも重要な契約を結んでいる。ハーパーがビデオ通話で山本を勧誘した話もあるが、ドジャースが動員したオオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンらのような重みはない。フィリーズはナ・リーグにおけるドジャースの最大の脅威と位置付けられているが、市場での戦いは劣勢を強いられている」と現状を説明している。
 
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