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エンジェルスのファンが怒り心頭!「モレノ、早くチームを売却してくれ」「プレゼントは新しいオーナーがいい」公式SNSのX'mas投稿に非難続々!

THE DIGEST編集部

2023.12.26

エンジェルスのファンはオーナーのモレノ(右)に退陣を要求した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスのファンは、もう我慢の限界を超えたのかもしれない。エンジェルス公式がSNSに「皆さん、メリークリスマス!」と投稿すると、ファンから多くの書き込みがあり、そのほとんどが球団オーナーのアート・モレノに対する批判だった。

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 エンジェルスは2023年シーズン、73勝89敗でア・リーグ西地区4位に終わり、2014年以来となるプレーオフ進出はまたしてもかなわなかった。さらに今オフには6シーズンにわたって在籍した大谷翔平が、ライバル関係のロサンゼルス・ドジャースと契約。ファンの怒りの矛先は、やはりというべきかモレノに向かった。

 モレノは2003年に『Walt Disney Company』からエンジェルスを買収。02年にワールドシリーズを制したチームは、モレノ体制になった後もプレーオフに進出(05年、07~09年、14年)と結果を出し、さらにテレビ放映権の売却などで収入を大幅に増加させるなど、モレノは球団の価値を向上させる見事な手腕を発揮した。

 しかし、ジョシュ・ハミルトン、アルバート・プーホルス、マイク・トラウト、アンソニー・レンドーンといった強打者と大型契約を次々と結ぶも、14年以降は一度もプレーオフ進出を成し遂げていない。それは18~23年に大谷を擁しても結果は同じだった。16年から23年までの8年連続負け越しは球団ワースト記録だ。

 大物選手の獲得は経営を圧迫。ぜいたく税の基準内でチームを作る都合上、手薄なポジションは長年にわたって放置され、さらに計画性のない有望株の放出でファームは弱体化するなど、モレノの手腕はファンから非難されるようになった。
 
 そんなモレノは22年8月に球団の売却を宣言。「熟考を重ねた結果、今がその時だと判断した」と語った。チームを愛するファンはこれを歓迎した。ところが23年1月に売却を急遽撤回。新オーナーを望んでいたファンの怒りを買ってしまった。

 今オフにはFAとなった大谷側から契約の提案を受けるも、これを拒否。そして大谷はドジャースと契約した。大谷の代理人ネズ・バレロが、「エンジェルスにはあらゆるチャンスがあった。しかしそれはうまくいかなかった」と後に明かしている。

 大谷が去り、有力選手の補強もないまま迎えたクリスマス。エンジェルス公式はファンに向けて「皆さん、メリークリスマス!」とSNSに投稿したが、ファンのコメントは辛辣なものだった。「メリークリスマス!」「ハッピーホリデー!」などの書き込みよりも、モレノに対する批判の意見が多かった。

「最高のプレゼントはモレノが球団を手放すことだ」「プレゼントは新しいオーナーがいいな」「モレノ、早くチームを売ってね」「クリスマスにほしいのは新しいオーナー」「球団の売却がクリスマスの願いだ」「ディズニーが所有していた時のほうが幸せだった」「黙ってチームの売却を」「ファンであることが恥ずかしい」「モレノ以外の全員にメリークリスマス!」「モレノが売却するまでドジャースのファンになる」「ブレイク・スネルとテオスカー・ヘルナンデスと契約して」「オオタニ、ヤマモトとの契約おめでとう。あ、それはドジャースだった」

 はたしてモレノは今オフの補強で、ファンからの支持を得られるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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