ロサンゼルス・ドジャースと契約した大谷翔平の代役として、ロサンゼルス・エンジェルスはFAとなったテオスカー・ヘルナンデス（前シアトル・マリナーズ）との契約を狙っているようだ。エンジェルス専門メディアの『Halo Hangout』が12月26日に伝えた。

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「今オフのロサンゼルス・エンジェルスの最大のミッションは、ショウヘイ・オオタニをアナハイムに連れ戻すことだった。しかし、残念ながらエンジェルスは、スーパースターがクロスタウンのライバル球団と契約するのを見届けるしかできなかった」

　このようにエンジェルスの状況を伝えると、「ドジャースはオオタニと契約しただけでなく、ヨシノブ・ヤマモト（山本由伸）とも契約し、タイラー・グラスノーをトレードで獲得。今オフの移籍市場を制したのは、明らかにドジャースだ。そして最悪なのは、さらに補強を続けようとしていることだ」と、ドジャースの補強動向に触れている。
  　というのも、エンジェルスがターゲットとしているヘルナンデスを、ドジャースも狙っていると言われているからだ。

「現時点でドジャースはナ・リーグの圧倒的な優勝候補だが、まだいくつか不安なポジションがある。そのひとつが左翼手で、そのためヘルナンデスに興味を示している」

　エンジェルスとしても大谷が抜けた打線を強化するため、実績のあるスラッガーを求めており、同メディアは「その点でヘルナンデスは適任だ。三振が多く、優れた守備者とは言えないが、その打力は魅力的。短縮された2020年シーズンを除く直近の５年で、22本以上の本塁打を記録している。23年は26本塁打、93打点だった。大谷ほどのパワーヒッターではないが、そもそも大谷レベルの選手なんてどこにもいない」と、ヘルナンデスの補強を期待した。

　それでもヘルナンデスにはドジャースを含む複数球団が興味を持っており、激しい争奪戦が予想されている。同メディアは、「ドジャースがさらに多額の資金を投じて補強するのか分からないが、オオタニやヤマモトのケースを見る限り、また大きな動きをみせても不思議ではない」としながら、「もしドジャースがオオタニに続いてヘルナンデスとも契約するなら、エンジェルスファンの心に“新たな短剣”が突き刺さるだろう」とファンの心情を表現した。

構成●THE DIGEST編集部

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