プロ野球

【どこよりも早い2024ドラフト候補ランキング│41~50位】22年ドラフトでまさかの指名漏れに泣いた山田健太が登場<SLUGGER>

西尾典文

2024.01.01

高校時代は大阪桐蔭で春夏連覇も経験した山田。社会人2年目で念願のプロ入りを勝ち取りたい。写真:産経新聞社

 ドラフト会議が終わってまだ間もないが、すでに12球団のスカウトたちは来年のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での24年ドラフト候補ランキングを選定した。まずは50位から41位までを紹介しよう。

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▼50位:山田頼旺[外野手・中京大中京高]
(やまだ・らいおう/右投右打)
 旧チームから中軸として活躍。昨夏の愛知大会決勝では2本塁打を放つなど、5割を超える打率を残して強烈なインパクトを残した。まだ粗さは残るものの、振る力は大きな魅力。打撃以外のプレーが成長してくれば、高校からのプロ入りも見えてくるだろう。
タイプ診断:#右の強打者

▼49位:ラマル・ギービン・ラタヤナケ[三塁手・大阪桐蔭高]
(らまる・ぎーびん・らたやなけ/右投右打)
 入学当時から大器と評判の右のスラッガー。昨年の明治神宮大会ではライトにライナーで飛び込むホームランを放つなどの大活躍で評価を上げた。緩い変化球への対応とサードの守備は課題も、インパクトの強さと遠くへ飛ばす力は間違いなく高校生トップクラスだ。
タイプ診断:#大砲候補

▼48位:阿部拓貴[投手・札幌第一高]
(あべ・ひろき/右投右打)
北海道で注目を集める右腕。昨年は右肘の故障で春、夏と実戦から遠ざかったが新チームになって復帰すると、いきなり145キロをマークして驚かせた。素材の良さは申し分ないだけに、最終学年は右肘の状態を万全にして、大ブレイクすることを期待したい。
タイプ診断:#正統派右腕
▼47位:安徳駿[投手・富士大]
(あんとく・しゅん/右投右打/久留米商高)
3年春にリーグ戦デビューし、大学選手権では150キロもマーク。秋はリリーフで古い回転し、明治神宮大会では先発でも好投した。制球はアバウトだが、ストレートの勢いは抜群。最終学年は変化球のレベルを上げて更なる飛躍に期待がかかる。
タイプ診断:#赤丸急上昇

▼46位:山田健太[二塁手・日本生命]
(やまだ・けんた/右投右打/大阪桐蔭高→立教大)
 高校時代は3年時に春夏連覇。立教大でも早くから中軸となり、大学日本代表では主将も務めた。社会人1年目の昨年はさすがの安定した打撃を見せたが、タイプ的には長打が求められるだけに、今年は豪快なホームランを多く見せられるかが重要になりそうだ。
タイプ診断:#エリート街道
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