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【どこよりも早い2024ドラフト候補ランキング│31~40位】昨年の甲子園で活躍した神村学園・正林など好素材の高校生がずらり<SLUGGER>

西尾典文

2024.01.01

正林は九州屈指のスラッガー。昨年夏の甲子園では5試合で10安打を記録した。写真:西尾典文

 ドラフト会議が終わってまだ間もないが、すでに12球団のスカウトたちは来年のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での24年ドラフト候補ランキングを選定した。今回は40位から31位までを紹介しよう。

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▼40位:小川哲平[投手・作新学院高]
(おがわ・てっぺい/右投右打)
 中学時代から140キロを超えるスピードで注目を集めた本格派右腕。高校進学後は故障に苦しんだが2年秋には復活し、チームを明治神宮大会準優勝に導いた。楽に腕を振って力強いボールを投げられるのが長所。選抜での投球次第で更に評価を上げる可能性もあるだろう。
タイプ診断:#スーパー中学生

▼39位:武田勇哉[一塁手・常総学院高]
(たけだ・ゆうや/右投右打)
 北関東を代表する右のスラッガー。1年秋から4番に座り、昨年は春、秋の関東大会でともにホームランを放った。インパクトの強さは抜群で、センター中止に強烈な打球を放つ。将来ことを考えると、ファースト以外を守れるようになりたいところだ。
タイプ診断:#右の大砲

▼38位:津嘉山憲志郎[投手・神戸国際大付高]
(つかやま・けんしろう/右投右打)
 入学直後から注目を集めている右腕。1年時は肥満気味だったが、今年は身体を絞ってスピードもコントロールも見違えるほど向上した。スピードもあるが、投球術の巧みさが光。秋は肘の故障で本来の投球ができなかっただけに、春には完全復活を目指したい。
タイプ診断:#スーパー1年生
 
▼37位:井上幹太[外野手・金沢学院大]
(いのうえ・かんた/右投左打/神村学園高)
 北陸学生野球で注目を集める左のスラッガー。1年時から4番を任されると2年秋には6割近い打率を残し、大学日本代表候補にも選ばれた。パワーと飛距離は大学球界でもトップクラスで対応力も高い。今年は全国の舞台での特大のアーチに期待がかかる。
タイプ診断:#地方リーグの星

▼36位:森畑侑大[投手・創価大]
(もりはた・ゆうだい/右投右打/創価高)
東京新大学リーグを代表する大型右腕。高校時代から素材の良さは目立ったが、大学でも順調にスケールアップを果たしている。高い位置から腕が振れ、ボールの角度は一級品で制球力も高い。力強さが増せば、一気に上位候補に浮上する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#ボールの角度◎
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