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「スズキの熱い打力が何を意味するのか」カブス専門メディアが鈴木誠也に大きな期待「チーム全選手のなかで予想数値が最も高い」

THE DIGEST編集部

2024.01.18

カブス3年目を迎える鈴木。昨シーズン終盤に見せつけたハイパフォーマンスを、24年はシーズンを通して継続することができるか注目だ。(C)Getty Images

 メジャー3年目のシーズンを迎えるシカゴ・カブスの鈴木誠也に、大きな期待が集まっている。カブス専門メディア『Cubbies Crib』は1月16日、「彼の熱い打力がチームにとって何を意味するのか」と日本人スラッガーにフィーチャーした記事を公開。データを用いて、24年の鈴木がいかにチームにとって重要な打者なのかを説明した。

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 23年シーズンの鈴木は怪我からのスタートだった。3月に左脇腹を痛めてWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を辞退。MLBの開幕を故障者として迎えている。4月に復帰して出場を続けるものの、8月上旬に調子を落として一時的に先発落ち。それでもラインアップに戻った後は打率.349、12本塁打、39打点と持ち前の打力を爆発させた。

 こうした状況を振り返った同メディアは、「23年の最後の2か月は攻撃の触媒となり、シーズンを熱く締めくくった。その姿を24年も見せてくれるのだろうか? その疑問に対する答えは"イエス"だ」と、今シーズンの活躍に太鼓判を押している。その根拠として、今シーズンに予想される数値の優秀さを挙げている。
 
「データ会社『FanGraphs』のZiPS(パフォーマンス予測システム)によると、スズキのOPS+(出塁率と長打率の合算。平均が100)は124と、カブス全選手で最も高い数値が予測されている。また、打率は.272、出塁率は.352、長打率は.478で、ISO(長打率から打率を引いた数値で純然なパワーを示す。平均が.140で.200を超えると優秀とされる)の予測数値にいたっては驚くべき.205だ」

 このようなデータを基に同メディアは、「24年のスズキには、23年シーズン終盤のような活躍が期待できる」としている。はたして鈴木は24年に、シーズンを通して安定した活躍を見せることができるのか。今オフにカブスに加入した今永昇太の投球とともに、鈴木のバットにも大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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