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米放送局がドジャース先発陣の不安要素を指摘! 山本ら投手陣に「全員にクエスチョンマークがつく」とシーズンを通しての投球イニング数を懸念  

THE DIGEST編集部

2024.02.13

今オフにドジャースに加入した山本由伸(右)とタイラー・グラスノー(左)(C)Getty Images

 投手、打者で球界トッププレーヤーを獲得し、2024年シーズンのワールドシリーズ制覇を目指すロサンゼルス・ドジャース。スプリングトレーニングでも注目度が高まっている中、大谷翔平や山本由伸の充実の表情も伝えられている。 
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 一方で、豪華戦力を揃えたものの、シーズンの戦いを見据え投手陣への不安を指摘する声もあるようだ。米放送局『CBS SPORTS』は現地時間2月12日、今季のドジャース先発陣のイニング数を予想するトピックを配信。その中では「ワールドシリーズ優勝候補であるこのメンバーには不安がある」として、先発投手それぞれの特徴に言及している。
 
  同メディアは、「162試合のシーズンでは、投手陣が埋めなければならないイニングは多い時でおよそ1450イニング。球団は、最低でもイニングの半分以上をブルペンではなく先発投手から得たいはずだ。1試合9イニングのうち少なくとも5イニングとすると、1450回中800回強となる」などと主張。その上で先発投手の消化すべきイニング数を論じている。 

 今季、加入の山本由伸には「昨シーズン171イニングを投げ、190イニングを超えるシーズンを2度経験した。MLBでのルーキーシーズンはアメリカでの調整もあるだろうが、おそらく同じようなイニング数になるだろう」と今季はおよそ180イニングと分析。 

 また、タイラー・グラスノーについては「昨季120イニングを投げた。トミー・ジョン手術からの復帰1年目だったが、キャリアハイも記録した。8シーズンで100イニングを超えたのは2度だけ。彼がまたキャリアハイを更新することを信じるのは構わないが、150回を予想するのは無理がある」として、140イニングという数字を予想している。 

 さらに、先月獲得発表となったジェームス・パクストンには35歳という年齢に触れるとともに、「2020年は20回1/3、2021年は1回1/3、2022年はゼロ、昨年は96イニングを投げた」と振り返っており、さらに再契約を結んだクレイトン・カーショーも復帰が夏場となることで「プレーオフまでに投球を取り戻すことが目標」と、何れも、多くの投球回が望めないと指摘した。 

 他にもボビー・ミラーやウォーカー・ビューラーなどの先発として期待される投手も、100~150イニング程度に設定しながら、「ここに挙げた選手全員にクエスチョンマークがつき、その中では深刻なものもある」など、決して盤石な先発陣ではないと強調している。 

 ルーキーやベテランにも頼ることになる今季のドジャース投手陣。大きな期待に包まれながらも、やはり不安要素はゼロではないようだ。 

構成●THE DIGEST編集部 

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