昨シーズン、就任1年目の吉井理人監督のもと、2位へと躍進した千葉ロッテマリーンズ。その投手陣の運用を任されたのが、16年ぶりに古巣へ復帰した黒木知宏・一軍投手コーチだった。
「勝たせないといけない」
そう覚悟して戻ってきた1年目を終え、復帰2年目の今シーズンはどんな思いで迎えているのか。
「去年は古巣に帰ってきて、『目一杯やった』っていう感じはちょっとありましたけど、今年は視野を広げていかないといけないと思っています。やることがまた増えたと感じていますね」
昨年のキャンプは、主にブルペンにいる時間が多かった印象があった。だが、今年のキャンプ初日には、その姿が第二球場にあったのは驚いた。
「やっぱり1年目ということで、多くの投手を見てほしいという意図もあったと思いますし、僕も投手たちを見て、どういうピッチャーなのか理解しないといけなかったので、そうしてくれたんだと思います」
ロッテは今年、全選手が石垣島にいる2月12日までは、例年のようにA・B班という班分けを行なっていない。そのため各担当コーチもひとつの班の選手だけを見るのではなく、日によって巡回しながら首脳陣全員が全選手を見ることができるというメリットがあった。
「今までだったら、なかなか見る機会が少なかった選手に対して「おっ!」っていう発見があるかもしれないですし、逆に主力組を(二軍担当コーチが)見て『(結果を残しているのは)やっぱりね』っていう発見があるかもしれない。そういうことを考えると、このやり方はすごくいいと思います」
去年1年間、投手陣をやりくりしながら戦った結果、シーズン最終盤に2位を勝ち取った。ただし、首位オリックスからはゲーム差を大きく引き離され、力の差を痛感した。
「チームの底上げもそうですが、もう1つ、2つレベルアップして向かっていかないといけない。それを秋の時点で選手たちに話をしたので、本当に選手たちがそこに向けてしっかり準備をして来ているかを見極めないといけないですし、そこのところの判断ミスはできない。言った手前っていうところのプレッシャーはすごく感じていますね」
全選手を見ることができる分、見極めもしっかりしないといけない。選手を理解した2年目となった分、のしかかるプレッシャーも大きいというわけだ。
ただ、その見極めを黒木コーチがひとりで担っているわけではない。各コーチと連携を密にし、日々選手たちの状態を共有している。室内練習場の横で5人の投手コーチが車座になってミーティングしている姿をキャンプ中、何度か見かけた。
「やはり連携を取らなければいけないし、情報を共有しないと。好き勝手なことはお互いにできないので(各投手の)良いところも悪いところも、ちゃんと5人の投手コーチで共有していくという感じです」
「勝たせないといけない」
そう覚悟して戻ってきた1年目を終え、復帰2年目の今シーズンはどんな思いで迎えているのか。
「去年は古巣に帰ってきて、『目一杯やった』っていう感じはちょっとありましたけど、今年は視野を広げていかないといけないと思っています。やることがまた増えたと感じていますね」
昨年のキャンプは、主にブルペンにいる時間が多かった印象があった。だが、今年のキャンプ初日には、その姿が第二球場にあったのは驚いた。
「やっぱり1年目ということで、多くの投手を見てほしいという意図もあったと思いますし、僕も投手たちを見て、どういうピッチャーなのか理解しないといけなかったので、そうしてくれたんだと思います」
ロッテは今年、全選手が石垣島にいる2月12日までは、例年のようにA・B班という班分けを行なっていない。そのため各担当コーチもひとつの班の選手だけを見るのではなく、日によって巡回しながら首脳陣全員が全選手を見ることができるというメリットがあった。
「今までだったら、なかなか見る機会が少なかった選手に対して「おっ!」っていう発見があるかもしれないですし、逆に主力組を(二軍担当コーチが)見て『(結果を残しているのは)やっぱりね』っていう発見があるかもしれない。そういうことを考えると、このやり方はすごくいいと思います」
去年1年間、投手陣をやりくりしながら戦った結果、シーズン最終盤に2位を勝ち取った。ただし、首位オリックスからはゲーム差を大きく引き離され、力の差を痛感した。
「チームの底上げもそうですが、もう1つ、2つレベルアップして向かっていかないといけない。それを秋の時点で選手たちに話をしたので、本当に選手たちがそこに向けてしっかり準備をして来ているかを見極めないといけないですし、そこのところの判断ミスはできない。言った手前っていうところのプレッシャーはすごく感じていますね」
全選手を見ることができる分、見極めもしっかりしないといけない。選手を理解した2年目となった分、のしかかるプレッシャーも大きいというわけだ。
ただ、その見極めを黒木コーチがひとりで担っているわけではない。各コーチと連携を密にし、日々選手たちの状態を共有している。室内練習場の横で5人の投手コーチが車座になってミーティングしている姿をキャンプ中、何度か見かけた。
「やはり連携を取らなければいけないし、情報を共有しないと。好き勝手なことはお互いにできないので(各投手の)良いところも悪いところも、ちゃんと5人の投手コーチで共有していくという感じです」
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