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プロ野球

「エース格としての期待しかない」佐々木朗希のブルペン投球に脱帽の侍J井端監督。“気になる投手”の進化ぶりにも言及!【ロッテ】

岩国誠

2024.02.05

今キャンプ2度目のブルペン投球を行なった佐々木。井端監督も絶賛する内容だった。写真:岩国誠

今キャンプ2度目のブルペン投球を行なった佐々木。井端監督も絶賛する内容だった。写真:岩国誠

 ロッテの佐々木朗希(22)が4日、今キャンプ2度目のプルペン入り。視察に訪れた野球日本代表・侍ジャパンの井端弘和監督(48)の前で、変化球を交えながら52球を投げた。

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 美馬学(37)や益田直也(34)など、ベテラン組と入れ替わる形でブルペンに姿を見せた佐々木朗希。捕手を座らせてから少しずつ投じるボールに力を込めていく。ミットが気持ちよく鳴るたび、小池翔大ブルペン捕手が「いい球ぁー!」と声を返す。20球手前ではフォークを連投し「今のはどうですか?」と、その精度を確認する場面も見られた。

 そして、ちょうど20球を数えたところで投球を中断。マウンド後方に設置してあったカメラのような機器を、真剣な眼差しで覗き込んでいた。

「あれは、基本的にスーパースローの映像を見ています。自分が投げているフォームだったり、リリースだったりを確認していますね」

 そう教えてくれたのは、佐々木と一緒にその映像を見ていた黒木知宏一軍投手コーチ(50)。スーパースローですぐに投球映像を確認できるメリットも説明してくれた。

「自分の中で投げたいボールがあったとして、それをどういうふうにリリースしているのか。それを見ることができるので、頭で考えてイメージしていることがちゃんと体現できているのか。そこをチェックして、ズレがあったならばすぐに修正できる。すごく便利な時代になってるなって思います」

 今年の佐々木は、キャンプ中の調整を吉井理人監督(58)から一任されている。この日の20球でインターバルを設けるブルペン投球も、佐々木が自らの考えで行なっているとのことだ。

「ちゃんと自分の中で考えての調整、取り組みをやっているという感じはありましたね」(黒木コーチ)

 黒木コーチの言葉から、チームの佐々木への信頼を感じとることができた。映像を確認し終えると再び投球を再開。スライダー、フォークと変化球を投じるたび、小池ブルペン捕手にその精度を確認していた。
 
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