昨季は主砲の吉田正尚がレッドソックスへ移籍しながらも、パ・リーグ3連覇を成し遂げたオリックス。今季はエースの山本由伸がポスティングシステムを使ってドジャースへ移籍し、山本に続く勝ち頭だった山崎福也もFAで日本ハム入り。だが、それでも4連覇に向けて次々と若い選手たちが育っている。
今春のキャンプでは一軍と二軍という隔たりを取っ払って、育成も含めて選手たちを2つの班にシャッフル。終盤には入れ替えも行ないつつ、「全員で勝つ」ことに向かって今年も全選手にチャンスを与えている。中嶋聡監督は2つの球場、ブルペン、室内練習場などを行き来して全員をチェックし、一軍経験のない選手たちからは「ありがたいです」という声が聞かれた。
山本や山崎福を欠いた投手陣だが、昨年3月にはWBC侍ジャパンにも選出された宮城大弥、そして今季は中6日での起用が予想される山下舜平大の新ダブルエースを軸に、田嶋大樹、東晃平、曽谷龍平、そしてロッテから加入したカスティーヨという先発6枚がズラリと並ぶ。さらにバックアップ要員として、昨季後半戦に続いて山岡泰輔、そして新外国人のエスピノーザが、スウィングマンとして控える見込み。支配下に再登録された椋木蓮の復活登板も期待したいところだ。
リリーフは宇田川優希や山崎颯一郎の2人が開幕出遅れ濃厚なのは痛いが、小木田敦也、比嘉幹貴、山田修義、阿部翔太、そして守護神の平野佳寿は健在。ここに今年のブレイク候補である横山楓、160キロ右腕の新外国人マチャド、支配下に再登録された富山凌雅、元日本ハムの井口和朋、ルーキーで回またぎも可能な高島泰都らがブルペンを支えていく。他にも若い選手がまだまだ控えているだけに、オリックスの投手層の厚さは変わらないだろう。
野手では、広島からFAで西川龍馬を獲得。どんな打順でも何でもできる西川の加入は、中嶋監督の選択肢をさらに増やすことになるだろう。期待(希望)を込めた開幕スタメンは、
1 (二)太田椋
2 (左)西川龍馬
3 (捕)森友哉
4 (一)頓宮裕真
5 (遊)紅林弘太郎
6 (三)宗佑磨
7 (右)杉本裕太郎
8 (指)セデーニョ
9 (中)廣岡大志
と予想した。
「3番を打ちたい」という紅林を希望通りにしたい気持ちもあったが、中川圭太の開幕出場が微妙なだけに、5番に置いて隙のない打線を作ってみた。ポイントはオープン戦でも「恐怖の8番打者」としての片鱗を見せたセデーニョ。下位打線にも一発の可能性がある選手が並ぶのは相手ピッチャーにとって脅威なはずだ。
キャッチャーとして若月健矢が出場する場合は、森がDHを務めるだろう。また、ゴンザレス、福田周平、西野真弘、小田裕也、山足達也ら、控えにも職人たちが控えているのも心強い。個人的には今年はT-岡田の一発も見せてもらいたいし、野口智哉や渡部遥人の二人の他、若手の台頭にも注目したいところ。今年は主力が大きな怪我をすることなく最後まで活躍してもらいたい。
リーグ優勝の対抗馬とされるソフトバンクは、29日からの開幕3連戦で早速対戦する。ソフトバンクが誇る超強力打線をオリックスの投手力が封じ込められれば、スタートダッシュも現実味を帯びてくるはずだ。
文⚫︎どら増田
写真⚫︎野口航志(D'sStyle)
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山本や山崎福を欠いた投手陣だが、昨年3月にはWBC侍ジャパンにも選出された宮城大弥、そして今季は中6日での起用が予想される山下舜平大の新ダブルエースを軸に、田嶋大樹、東晃平、曽谷龍平、そしてロッテから加入したカスティーヨという先発6枚がズラリと並ぶ。さらにバックアップ要員として、昨季後半戦に続いて山岡泰輔、そして新外国人のエスピノーザが、スウィングマンとして控える見込み。支配下に再登録された椋木蓮の復活登板も期待したいところだ。
リリーフは宇田川優希や山崎颯一郎の2人が開幕出遅れ濃厚なのは痛いが、小木田敦也、比嘉幹貴、山田修義、阿部翔太、そして守護神の平野佳寿は健在。ここに今年のブレイク候補である横山楓、160キロ右腕の新外国人マチャド、支配下に再登録された富山凌雅、元日本ハムの井口和朋、ルーキーで回またぎも可能な高島泰都らがブルペンを支えていく。他にも若い選手がまだまだ控えているだけに、オリックスの投手層の厚さは変わらないだろう。
野手では、広島からFAで西川龍馬を獲得。どんな打順でも何でもできる西川の加入は、中嶋監督の選択肢をさらに増やすことになるだろう。期待(希望)を込めた開幕スタメンは、
1 (二)太田椋
2 (左)西川龍馬
3 (捕)森友哉
4 (一)頓宮裕真
5 (遊)紅林弘太郎
6 (三)宗佑磨
7 (右)杉本裕太郎
8 (指)セデーニョ
9 (中)廣岡大志
と予想した。
「3番を打ちたい」という紅林を希望通りにしたい気持ちもあったが、中川圭太の開幕出場が微妙なだけに、5番に置いて隙のない打線を作ってみた。ポイントはオープン戦でも「恐怖の8番打者」としての片鱗を見せたセデーニョ。下位打線にも一発の可能性がある選手が並ぶのは相手ピッチャーにとって脅威なはずだ。
キャッチャーとして若月健矢が出場する場合は、森がDHを務めるだろう。また、ゴンザレス、福田周平、西野真弘、小田裕也、山足達也ら、控えにも職人たちが控えているのも心強い。個人的には今年はT-岡田の一発も見せてもらいたいし、野口智哉や渡部遥人の二人の他、若手の台頭にも注目したいところ。今年は主力が大きな怪我をすることなく最後まで活躍してもらいたい。
リーグ優勝の対抗馬とされるソフトバンクは、29日からの開幕3連戦で早速対戦する。ソフトバンクが誇る超強力打線をオリックスの投手力が封じ込められれば、スタートダッシュも現実味を帯びてくるはずだ。
文⚫︎どら増田
写真⚫︎野口航志(D'sStyle)
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