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MLB

続々と決まる大物FAの移籍先。15年MVPはどこへ行く?

スラッガー編集部

2019.12.26

ドナルドソンは現時点でFA市場に残る最大の大物で、遠からず所属先が決まる見通しとみられる。(C)Getty Images

ドナルドソンは現時点でFA市場に残る最大の大物で、遠からず所属先が決まる見通しとみられる。(C)Getty Images

 ブライス・ハーパー(フィリーズ)やマニー・マチャド(パドレス)ら大物ですら、なかなか契約が決まらなかった昨オフから一転、今オフのFA市場は早期決着が続いている。現時点で決まったFA選手の契約を、金額の高い順に並べてみると以下のようになる。

ゲリット・コール                 9年3億2400万ドル/ヤンキース    
アンソニー・レンドーン      7年2億4500万ドル/エンジェルス    
スティーブン・ストラスバーグ         7年2億4500万ドル/ナショナルズ    
ザック・ウィーラー                    5年1億1800万ドル /フィリーズ   
マディソン・バンガーナー     5年8500万ドル/ダイヤモンドバックス    
リュ・ヒョンジン                     4年8000万ドル/ブルージェイズ    
ヤズマニ・グランダル             4年7300万ドル /ホワイトソックス   
マイク・ムスタカス              4年6400万ドル/レッズ    
ダラス・カイケル                       3年5550万ドル/ホワイトソックス    
ウィル・スミス                  3年3900万ドル/ブレーブス    
 
 今オフの“ビッグ3”と目されたコール、ストラスバーグ、レンドーンは文字通り歴史に残る契約をゲット。9日にストラスバーグが投手歴代最高FA契約を結ぶと、翌10日にコールが即更新。意中の球団だったヤンキースに、ハーパーに次いでFA歴代2位の3億超のビッグディールで加入した。コールを逃したエンジェルスも、12日に球団史上最高額でレンドーンを迎え入れている。

 他にもリュやウィーラー、バムガーナーら大物も続々と移籍先が決まった。また昨オフの厳冬の影響をモロに受け、6月にやっとブレーブスと契約したカイケルも、今オフはすんなりと大型契約を手にしている。

 続々とFA上位勢が移籍先を決める中、残る大物はジョシュ・ドナルドソン。2015年のア・リーグMVPは、今季左ふくらはぎの故障から復活し、155試合に出場して37本塁打、95打点、OPS.900でカムバック賞を受賞した。本人も再契約を目指すブレーブスのほか、レンドーンの移籍で正三塁手不在のナショナルズ、同地区のパワーバランスで優位に立ちたいフィリーズなどが有力候補と見られ、遠からず所属先が決まる見通しだ。

 他にも3年連続20本塁打を記録している強打の外野手、ニコラス・カステヤノスや、17年にゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞をダブル受賞したマーセル・オズーナらもまだFA市場に残っており、今後の動向が注目される。

構成●スラッガー編集部
 

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