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MLB

ホーナー、ミッチェル、そしてジョーンズ……大物助っ人来日の引き金になったMLBの“ウラ事情“

2019.12.17

アダム・ジョーンズら大物の相次ぐ来日は、30過ぎのベテランに厳しいMLBのFA市場の動向が背景にある。(C)Getty Images

アダム・ジョーンズら大物の相次ぐ来日は、30過ぎのベテランに厳しいMLBのFA市場の動向が背景にある。(C)Getty Images

 今オフはメジャーでの実績豊富な大物助っ人の相次いで日本のチームと契約している。ロイヤルズが2015年に世界一に輝いた時のリードオフマンで、メジャー通算1367安打の実績を持つアルシデス・エスコバーはヤクルト入りが決まり、今季ナショナルズの世界一メンバーで同1312安打のヘラルド・パーラは巨人へ。通算1939安打に加えて282本塁打を放ち、今季もレギュラーとして出場していたアダム・ジョーンズはオリックスでプレーすることになった。これほどの大物助っ人が相次いで来日する理由は、MLBにおけるFA市場の動向が原因だ。

 ゲリット・コールやアンソニー・レンドーンをはじめ、トップクラスの選手には大盤振る舞いが相次いでいるが、近年は30歳を過ぎたベテランには逆風が吹いている。来季、パーラとエスコバーは33歳、ジョーンズに至っては35歳となる。もし移籍先が見つかったとしても好条件は望めず、なら日本に来る方がいいと判断したのだろう。
 
 このように、大物助っ人が来日する時には、MLBで何か“事件”が起きていることが多い。たとえば1987年にヤクルトと契約したボブ・ホーナーは、前年ブレーブスの4番として27本塁打、87打点、OPS.808の成績を残した一線級のメジャーリーガーだった。しかも当時まだ29歳と脂の乗った時期で、本来なら日本に来るような選手ではなかった。

 しかしこの時は、FA制度による年俸高騰に嫌気がさしたMLB球団のオーナーたちが“共謀”。高額FA選手とは契約しないという「締め出し作戦」に出たためホーナーは行き場を失い、日本に来ざるを得なくなったのである。この共謀によってホーナーだけでなく、のちの殿堂入り外野手アンドレ・ドーソンやティム・レインズらもなかなか所属先が決まらない事態に陥った。
 

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