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プロ野球12球団の「平均年俸ランキング」を英リサーチ社が発表! 費用対効果が最も高かったのはどのチーム?

スラッガー編集部

2019.12.29

柳田悠岐(右)をはじめ年俸4億以上の選手が4人もいたソフトバンクや、年俸6億5千万の菅野智之(左)らがいる巨人が2トップだった。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 12月24日、英国のリサーチ会社である『Sporting Intelligence』が2019年版のプロスポーツチームの「平均年俸ランキング」を発表した。

 このランキングは、野球やバスケ、アメフト、サッカーなどあらゆるプロスポーツが対象で、年俸総額を登録人数で割った平均値(選手ひとりあたりの年俸)でランキング化したものだ。

 NPBでは、福岡ソフトバンクホークスが全体186位にランクイン。1人当たり151万8248ドル(約1億6634万円)で、NPBの中で1位だった。昨季のソフトバンクは5億7000万円の柳田悠岐を筆頭に年俸4億以上の選手が12球団最多の6人も抱えていたが、来季は新たに森唯斗もそこに加わる。
 
 2位は読売ジャイアンツ(全体191位)で、146万7138ドル(約1億6073万円)。1位のホークスとの差はわずか5万ドル(548万円)だが、日本シリーズではホークスに0勝4敗でストレート負けを喫しており、力の差を見せつけられた。

 NPBで1人当たり100万ドルを超えているのはこの2チームのみで、3位の阪神タイガース(全体212位)でも97万5487ドル(1億687万円)である。全12球団が全体250位までにはランクインしているものの、最下位のオリックス・バファローズ(全体249位)は1人当たり53万3151ドル(約5841万円)と、ソフトバンクの3分の1程度となっている。

 費用対効果が高かったのは、西武ライオンズだ。1人当たり76万6575ドル(約8399万円)でNPB8位にも関わらず、パ・リーグの連覇に成功。クライマックスシリーズではソフトバンクに敗れたものの、平均年俸で約2倍の差というのはエクスキューズのひとつになるだろう。

 セ・リーグでは横浜DeNAベイスターズのコスパが良かった。1人当たり79万6137ドル(8722万円)はNPB全体で7位だったが、成績は巨人と5.5ゲーム差のセ・リーグ2位で、クライマックスシリーズにも進出した。逆に最も費用対効果が悪かったのは、東京ヤクルトスワローズ。1人当たり87万4696ドル(9583万円)はNPB4位ながら、セ・リーグ史上最多タイの16連敗を記録するなどダントツの最下位に終わった。

 NPBの順位と平均年俸は以下のとおり。

186位 福岡ソフトバンクホークス $1,518,248(約1億6634万円)
191位 読売ジャイアンツ $1,467,138(約1億6074万)
212位 阪神タイガース $975,487(約1億687万円)
217位 東京ヤクルトスワローズ $874,696(約9583万円)
222位 広島東洋カープ $813,793(約8916万円)
223位 東北楽天ゴールデンイーグルス $812,804(約8905万円)
226位 横浜DeNAベイスターズ $796,137(約8722万円)
228位 埼玉西武ライオンズ $766,575(約8399万円)
238位 北海道日本ハムファイターズ $661,953(約7252万円)
239位 千葉ロッテマリーンズ $660,097(約7232万円)
244位 中日ドラゴンズ $621,959(約6814万円)
249位 オリックス・バファローズ $533,151(約5841万円)

文●スラッガー編集部

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