プロ野球

DeNAの選手・関係者を直撃取材!チーム1の俊足、強肩は?「犬を振り切った」神里和毅、"蒼い韋駄天"梶谷隆幸を推す声多数

萩原孝弘

2020.01.12

神里は単純な脚力だけではなく、「全体的なスピード感」もあるとの評価も受けた。写真:萩原孝弘

 DeNAの俊足と言えば?との問いに、ファン目線ではチームトップの盗塁数15を決め、「犬を振り切った」とのエピソードを持つ、神里和毅がまず頭に浮かぶ。

 では、プロ目線ではどうか。チームに帯同し続け、元プロ野球選手でもあり、試合前にはキャッチボールの相手も務める「チーム付き広報」さんにリサーチしてみた。

 やはり筆頭は神里。単純な脚力だけではなく、「全体的なスピード感」も含めての評価だ。続くはルーキーイヤーの2018年、開幕当初に代走として盗塁を重ねた宮本秀明と、2019年に一軍にはなかなか定着できなかったものの、ファームでは.329の活躍を見せた関根大気の名前が上がった。

 選手間でも神里や、乙坂智などの名前は上がるものの、"蒼い韋駄天"梶谷隆幸の人気が高かった。選手らの声を総合すると「セカンドからホームまでのスピードはピカ一」「盗塁のセンスが凄い」 という賞賛ぶりだ。
 
 一方の強肩選手について、前出の広報さんの意見では、ヘラクレスのような筋肉を誇るパワー自慢の細川成也を推していた。

 選手間では、若手キャッチャーの山本祐大、益子京右の人気が高いが意外な声も届いた。例えば、レイズに移籍した筒香嘉智について、ある選手は「キャッチボールがエグい」とコメント。また、ホセ・ロペスについては「手元で伸びる」、ネフタリ・ソトも「遠投は凄い」と評価され、山下幸輝に対する「実は強肩」などの声もあった。

 プレーだけではなく、ボールを実際に受けたり、練習中に目の当たりにしている彼らの中でも意見が分かれるのは興味深いところ。皆さんも練習から自身の観点でチェックしてみるのも面白いかも知れない。

取材・文・写真●萩原孝弘(ライター兼カメラマン)

【著者プロフィール】
はぎわらたかひろ。1971年、横浜生まれ横浜育ち。フリーとして野球はDeNAを担当。プロレス、格闘技とともに芸能も手掛ける。