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ドジャース大谷翔平が「MVP争いから外れたように見える」打撃不振ではないが… “DH専任”は「天文学的な数字が必要」と米メディア分析

THE DIGEST編集部

2024.06.15

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。(C)Getty Images

 現地6月14日、米メディア『The Sporting News』は、「ロサンゼルス・ドジャースのDHショウヘイ・オオタニがMVP争いから脱落?」との見出しで記事を掲載。「シーズン序盤はDHとしてナ・リーグMVPを狙うかに見えた」としながらも、「5月中旬から壁にぶつかり、完全にMVP争いから外れているようだ」と現状を分析した。
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 右肘手術の影響で打者に専念している今季は、ここまで68試合に出場し、打率.309、17本塁打、44打点、OPS.956。5月中旬からはやや調子が下降気味だが、現地11日、12日に行なわれたテキサス・レンジャーズ戦で2試合連続本塁打、現地14日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でマルチ安打をマークし、復調の兆しを見せている。

 これらを踏まえて同メディアは、「成績が悪いわけではない」と前置きしながらも、「問題は、MVP受賞に天文学的な数字が必要ということ」と指摘。「それは少なくとも、DHというポジションで主にプレーし、MVPを獲得した選手がいないという歴史が示している」と続けており、DH専任での受賞は難しいと見ているようだ。
 
 さらに、「この時点で彼がMVP候補として必要な数字に回復する可能性は低い」と続ければ、「打球が再びフェンスを越え始めているのは明るい材料だ。ある時点で、オオタニが再びパワフルで、より安定したヒットを打ち始めるだろう。しかし、それは彼をMVPレースに復帰させるのに十分でないかもしれない」と締め括っていた。

 もし"フルタイムDH"としてMVPに選ばれれば、史上初の快挙。守備面での貢献がないなか、どこまで印象的な打撃パフォーマンスを披露できるか。今後も彼の戦いぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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