2022年に育成から支配下に登録され、その後3シーズンをまたいで無傷のデビュー8連勝。"負けない男"と呼ばれていたオリックスの東晃平だが、4月12日の日本ハム戦でプロ初黒星を喫すると、5月は2連敗で勝ち星がつかず交流戦に突入した。6月1日の中日では4回途中無失点ながら危険球で退場となってしまったため、中5日で6月7日巨人戦で仕切り直しの先発。巨人先発は戸郷翔征で、「やっぱあまり点が取れるピッチャーではないと思うんで、先制点はやりたくない感じです」と投手戦を想定していた。
東の予想通り、ゲームはロースコアで推移。オリックスは初回に西川龍馬が先制タイムリーを放つと、4回には紅林弘太郎にも一発が出た。2点リードのまま、東は8回までテンポ良く無失点。最終回はマチャドが引き継いで完封リレーを果たし、東は久々の今季2勝目を挙げた。試合後は「まっすぐはしっかり押せてたなっていうところはあったんで。状態は良かったかなと思います」と手ごたえがあったことを口にしている。
5回には2死二、三塁というこの日最大のピンチで丸佳浩に粘られる場面があったが、結果はショートゴロで打ち取っている。東は「ここが一番の勝負どころかなっていう感じだったので、四球も嫌でしたし、絶対抑えたい」という強い気持ちで投げていたそう。思わず「よっしゃ」と声が出ていたほどだ。「あそこで変化球で逃げずに真っ直ぐで結構押せてたっていうのが良かった」と自分自身を信じた結果、最高の結末になったようだ。
8回には153キロを計測するなど疲れを感じず、「逆に何か7回、8回ぐらいからまた一つなんかギアが上がったなっていう感じでした」と回を重ねるたびに乗っていけたという。
久々の勝ち星については「メンタル的には結構しんどかったかなとは思うんですけど、今回勝てたんで。すごく嬉しいですし。少し楽になれました」とずっと勝ち続けていた時とはまた違うプレッシャーを感じていたとようだが「今が一番野球人生で状態が悪いって思うようにしていました。もうここから上がるしかないな」と自分自身に言い聞かせることで日々を送っていたという。
さらに東は、続く6月15日のヤクルト戦でも、5回2失点で連勝。6月は負けなしのままリーグ戦再開に臨むこととなった。チームはエースの宮城大弥、昨季新人王の山下舜平大らを故障で欠いている。ここからは"負けない男"の第2章に期待したい。
取材・文⚫︎どら増田
写真⚫︎野口航志
【動画】史上2人目のデビュー先発8連勝。"負けない男"東の第1章
東の予想通り、ゲームはロースコアで推移。オリックスは初回に西川龍馬が先制タイムリーを放つと、4回には紅林弘太郎にも一発が出た。2点リードのまま、東は8回までテンポ良く無失点。最終回はマチャドが引き継いで完封リレーを果たし、東は久々の今季2勝目を挙げた。試合後は「まっすぐはしっかり押せてたなっていうところはあったんで。状態は良かったかなと思います」と手ごたえがあったことを口にしている。
5回には2死二、三塁というこの日最大のピンチで丸佳浩に粘られる場面があったが、結果はショートゴロで打ち取っている。東は「ここが一番の勝負どころかなっていう感じだったので、四球も嫌でしたし、絶対抑えたい」という強い気持ちで投げていたそう。思わず「よっしゃ」と声が出ていたほどだ。「あそこで変化球で逃げずに真っ直ぐで結構押せてたっていうのが良かった」と自分自身を信じた結果、最高の結末になったようだ。
8回には153キロを計測するなど疲れを感じず、「逆に何か7回、8回ぐらいからまた一つなんかギアが上がったなっていう感じでした」と回を重ねるたびに乗っていけたという。
久々の勝ち星については「メンタル的には結構しんどかったかなとは思うんですけど、今回勝てたんで。すごく嬉しいですし。少し楽になれました」とずっと勝ち続けていた時とはまた違うプレッシャーを感じていたとようだが「今が一番野球人生で状態が悪いって思うようにしていました。もうここから上がるしかないな」と自分自身に言い聞かせることで日々を送っていたという。
さらに東は、続く6月15日のヤクルト戦でも、5回2失点で連勝。6月は負けなしのままリーグ戦再開に臨むこととなった。チームはエースの宮城大弥、昨季新人王の山下舜平大らを故障で欠いている。ここからは"負けない男"の第2章に期待したい。
取材・文⚫︎どら増田
写真⚫︎野口航志
【動画】史上2人目のデビュー先発8連勝。"負けない男"東の第1章