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ドジャースと他2チームで大型三角トレード成立!剛腕リリーバーと21年ゴールドグラバーが大谷の仲間に

SLUGGER編集部

2024.07.30

コーペック(左)はMLBでも屈指のイケメン。エドマン(右)は堅実なプレースタイルが魅力だ。(C)Getty Images

 ついに、大谷翔平が在籍するドジャースが動いた。トレード期限まであと1日に迫った現地7月29日、ホワイトソックスおよびカーディナルスとの間に、実に7選手が動く大型三角トレードを成立させ、2021年にゴールドグラブを受賞したこともある好守&俊足の内野手トミー・エドマンと、剛腕リリーバ―のマイケル・コーペックを獲得した。

 具体的なトレードの詳細は以下のようになっている。

●カーディナルス→ドジャース
トミー・エドマン(内野手)
オリバー・ゴンザレス(投手)

●ホワイトソックス→ドジャース
マイケル・コーペック(リリーフ投手)

●ドジャース→ホワイトソックス
ミゲル・バルガス(内野手)
ジェラル・ペレス(二塁手)
アレクサンダー・アルバトゥス(内野手)
+後日指名選手

●ホワイトソックス→カーディナルス
エリック・フェッディ(先発投手)
トミー・ファム(外野手)

 コーペックは今季、ホワイトソックスでクローザーを務めた平均98.6マイルを誇る剛腕。チームが弱小ゆえに43試合で9セーブのみながら、43.2回で59三振を奪っている。4シームで空振りを奪う能力はメジャー屈指だ。

 また、エドマンは21年に二塁のゴールドグラブを受賞し、23年にはWBC韓国代表にも名を連ねた男。21~22年にはシーズン30盗塁もクリアした俊足の持ち主で、二塁だけでなく三塁や遊撃、外野3ポジションをこなす汎用性の高さも魅力だ。
 

 このトレードにより、ドジャースはここのところ炎上が続いていたブルペンに厚みを加えることに成功。また、エドマンは今季右手首の手術明けでまだ出場がないが、復帰すればムーキー・ベッツ、ミゲル・ロハス、クリス・テイラーと故障者が続出していた内野陣に厚みを加えることができるだろう。

 代わって放出したバルガスは、コンタクト能力と選球眼で期待された元トップ・プロスペクトだがメジャーでは振るわず、結局ドジャースでは定位置をつかめなかった。

 合わせて放出したペレスは、MLB公式の球団プロスペクト・ランキング17位に入った有望株二塁手。まだ19歳ながら驚異的なスウィングスピードが魅力の強打者候補。同じく19歳のアルバトゥスは同ランキング23位の内野手で、こちらは優れた打席アプローチと巧打が魅力だ。

構成●SLUGGER編集部

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