登板31試合で11勝10敗、防御率3.75。米データ会社『FanGraphs』による2025年シーズンの菊池雄星の成績予測だ。この数字に、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』が反応した。
「ヘイローズ(チームの愛称)がFA投手として過去10年で最高の契約(3年6300万ドル=約99億円)をした菊池への期待は大きい。その金額には投手陣の軸を担う責任が伴っている。『FanGraphs』が予想した数字は、トップクラスのエース級ではないが、先発ローテーションの先頭に立つに相応しい耐久性と実力を示唆している」
このように菊池の予想成績を受け止めた同メディアは、「しかし」と話を反転させる。
「しかし、問題は菊池がこれまでのMLBキャリアで、そのような数字を残したことはない。6月に34歳になる投手が、突然こうした成績を残せる投手になれるのかは、危険な賭けに思えるのだ。もしかしたら失望させるかもしれない」
【画像】菊池夫妻がメキシコで撮影した2ショット
菊池のMLBでの勝利数と防御率は、シアトル・マリナーズでの19年が6勝・5.46、20年が2勝・5.17、21年が7勝・4.41、トロント・ブルージェイズに移籍した22年が6勝・5.19、23年が11勝・3.86、ブルージェイズとヒューストン・アストロズに在籍した24年は計9勝・4.05だ。
「予想防御率の3.75はMLBキャリア最高の数字で、5点を超えるシーズン(3年)は、4点未満のシーズン(1年)よりも多い。投手有利のシアトルで苦労した点も見逃せない。30代半ばの投手が新たなレベルのパフォ―マンスを発揮するのは滅多になく、菊池が楽観的な予想を上回る可能性は低いと言わざるをえない」
菊池はFAとなった今オフにロサンゼルス・エンジェルスと契約。先発ローテーションの軸としての活躍が期待されているが、はたして地元メディアが納得するような成績を残せるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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このように菊池の予想成績を受け止めた同メディアは、「しかし」と話を反転させる。
「しかし、問題は菊池がこれまでのMLBキャリアで、そのような数字を残したことはない。6月に34歳になる投手が、突然こうした成績を残せる投手になれるのかは、危険な賭けに思えるのだ。もしかしたら失望させるかもしれない」
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菊池のMLBでの勝利数と防御率は、シアトル・マリナーズでの19年が6勝・5.46、20年が2勝・5.17、21年が7勝・4.41、トロント・ブルージェイズに移籍した22年が6勝・5.19、23年が11勝・3.86、ブルージェイズとヒューストン・アストロズに在籍した24年は計9勝・4.05だ。
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菊池はFAとなった今オフにロサンゼルス・エンジェルスと契約。先発ローテーションの軸としての活躍が期待されているが、はたして地元メディアが納得するような成績を残せるだろうか。
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