佐々木朗希の争奪戦は、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズの3球団が最終候補に残っていると言われ、後は日本人右腕の決断を待つばかりの状況だ。
米報道によると契約先として有力視されているのがドジャースとパドレスで、ブルージェイズは大穴という位置付けだ。ただ、そのブルージェイズが隠し持っていた“2つの秘密兵器”が明らかになった。
「ブルージェイズはドジャースやパドレスのように選手層は厚くなく、近年の成功の歴史もない。しかし、トロントにはそれでも勝敗を左右する力のあるコネクションがあるかもしれない」
このように伝えた米メディア『FanSided』は、ブルージェイズが持つ2つのコネクションに言及。「カナダメデイア『TSN』のスコット・ミッチェル記者によると、ひとつは佐々木の友人で同郷の菊池雄星が、トロントへの売り込みを手伝ったこと」と伝えた。今シーズンはロサンゼルス・エンジェルスでプレーする菊池が、2022~24年にかけて所属した古巣のために一肌脱いだという。
「2つ目は舞台裏の話だが、同様に重要だ。皆さんはフランク・ハーマンという人物を知っているだろうか。2006年にドラフト外FAで当時のクリーブランド・インディアンスに加入。フィラデルフィア・フィリーズと合わせてMLBで109試合に登板した右腕だ。その後のキャリアこそが、今冬の市場で最も重要なFA日本人投手の運命を左右する可能性があるのだ」
【動画】米国のグラウンドで投球練習を行なった佐々木の剛速球
ハーマンは17年から19年まで、東北楽天ゴールデンイーグルスでプレー。20年と21年には千葉ロッテマリーンズで投げている。NPBでの通算成績は、登板236試合、14勝10敗、20セーブ、113ホールド、防御率は3.02という成績だった。そして、千葉ロッテでは佐々木とチームメイトだった。
「21年の千葉ロッテでのシーズンを最後に現役引退したハーマンは、22年2月にブルージェイズでフロント入りし、スカウト部門や編成部門、育成部門などで働いている。このハーマンが佐々木のリクルートに関わっており、元チームメイトがフロントにいる点が佐々木の説得に役に立つのは当然だ。つまり、トロントを早々に除外することはできない」
ダークホース、サプライズなどと称されている東海岸のブルージェイズは、同郷の菊池と元チームメイトのハーマンのサポートがあったからか、本命視されている西海岸のドジャース、パドレスとともに最終候補に残っている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「もし事実なら、ササキは即座に球界最大の悪役になる」去就大詰めの佐々木朗希、米記者が懸念「反ドジャースの感情が爆発するだろう」
【記事】佐々木朗希の争奪戦「本命ドジャースは3位で、勝者はパドレス」元GMが予想「決定的な理由は…」
【記事】「オオタニ以来最高のFA獲得」三つ巴の佐々木朗希争奪戦、 ナ・リーグの球団幹部が有力視するチームは?「誰もが予想していた展開だ」
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このように伝えた米メディア『FanSided』は、ブルージェイズが持つ2つのコネクションに言及。「カナダメデイア『TSN』のスコット・ミッチェル記者によると、ひとつは佐々木の友人で同郷の菊池雄星が、トロントへの売り込みを手伝ったこと」と伝えた。今シーズンはロサンゼルス・エンジェルスでプレーする菊池が、2022~24年にかけて所属した古巣のために一肌脱いだという。
「2つ目は舞台裏の話だが、同様に重要だ。皆さんはフランク・ハーマンという人物を知っているだろうか。2006年にドラフト外FAで当時のクリーブランド・インディアンスに加入。フィラデルフィア・フィリーズと合わせてMLBで109試合に登板した右腕だ。その後のキャリアこそが、今冬の市場で最も重要なFA日本人投手の運命を左右する可能性があるのだ」
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ハーマンは17年から19年まで、東北楽天ゴールデンイーグルスでプレー。20年と21年には千葉ロッテマリーンズで投げている。NPBでの通算成績は、登板236試合、14勝10敗、20セーブ、113ホールド、防御率は3.02という成績だった。そして、千葉ロッテでは佐々木とチームメイトだった。
「21年の千葉ロッテでのシーズンを最後に現役引退したハーマンは、22年2月にブルージェイズでフロント入りし、スカウト部門や編成部門、育成部門などで働いている。このハーマンが佐々木のリクルートに関わっており、元チームメイトがフロントにいる点が佐々木の説得に役に立つのは当然だ。つまり、トロントを早々に除外することはできない」
ダークホース、サプライズなどと称されている東海岸のブルージェイズは、同郷の菊池と元チームメイトのハーマンのサポートがあったからか、本命視されている西海岸のドジャース、パドレスとともに最終候補に残っている。
構成●THE DIGEST編集部
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