現地1月17日、佐々木朗希がロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約すると発表した。佐々木のドジャース行きは以前から報じられており、佐々木争奪戦の結末は大方の予想通りとなった。
佐々木のドジャース入りを多くの米メディアが大々的に報じたなか、ロサンゼルス・エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「ドジャースが佐々木朗希と契約して球界を揺るがした。そしてエンジェルスは愚か者に見える」と題した記事を公開した。
「ドジャースが本気を出せば、100パーセントの確率で選手を獲得できる。佐々木の争奪戦が始まる前、『ESPN』のジェフ・パッサン記者は『大谷翔平以来、最も激しい30チームによる争奪戦になる』と書いた。しかし、それは真実ではない。最初からドジャースだったのだ」
「ジョエル・ウルフ代理人も多くのメディアやファンを惑わせた。『メディアとの楽しい経験がない佐々木にとって、小・中規模のチームの方が有利かもしれない議論もあると思う。そうなるとは言わないが、小規模なチームは有利かもしれない』。この発言は嘘だったし、最終局面でドジャース、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズの3球団に絞ったというニュースは笑止千万だった。最初からドジャースの予定だった」
こう記して佐々木とドジャースのカップリングを非難した同メディアは、佐々木争奪戦におけるエンジェルスにも触れている。
「エンジェルスは佐々木について何も知らなかったし、会うことすらできなかった。エンジェルスは2024年シーズン開幕前に日本人選手専属のスカウトを雇用したばかりで、かつてビリー・エプラーGMが大谷と築いたようないい関係を、佐々木と築いたことは一度もなかった」
このようなフロントの体制を嘆いた同メディアは、続けてオーナーのアート・モレノを非難した。
【画像】エンジェルスの主砲マイク・トラウト、愛らしいファミリーショットを投稿
「03年4月にウォルト・ディズニー・カンパニーからアナハイム・エンジェルスを買収し、翌5月にMLBから新オーナーとして承認されたアート・モレノが、就任後に行なったのはブランドの一新だった。04年シーズン終了後、モレノはロサンゼルス都市圏全体を商圏とするためにチーム名をロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムに変更。大口市場へのアピールを図った。25年のいま、当時の決定を振り返ると、その判断が愚かに見えてしまう。ロサンゼルスのドジャースが、あらゆる点でエンジェルスを凌駕しているからだ」
ディズニー時代の02年にアナハイム・エンジェルスとしてワールドシリーズを制した。しかし現在は、あらゆる面でドジャースに途方もない差をつけられている。24年には球団ワーストとなる99敗を喫し、低迷に拍車をかけた。今オフは菊池雄星やカイル・ヘンドリックス、ホルヘ・ソレアらを獲得したが、25年の前途は厳しいと見られている。
「充実の一途を辿るドジャースに比べて、エンジェルスの状況は暗いままだ。はたしていつになったらドジャースに追いつけるのだろうか? 永遠に無理なのか?」と嘆いた同メディアは、ひとつのプランを明かした。
「チーム名をアナハイム・エンジェルスに戻せばいいんだよ」
1961年にロサンゼルス・エンジェルスとしてスタートした球団は、66年にカリフォルニア・エンジェルスにチーム名を変更。97年からはアナハイム・エンジェルスに改称して02年にワールドシリーズ初優勝を成し遂げた。05年からはロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムとなったが、地元アナハイムの行政やファンから猛反発を受けた。
16年から創立時のロサンゼルス・エンジェルスに名前を戻したが、近年の低迷――16年から24年まで9年連続で負け越し――を受けて、同メディアは「アナハイム・エンジェルス」として地元一体で再建を図るアイデアを、オーナーのモレノに投げ掛けた。
エンジェルスが変わるにはオーナー変更が絶対条件と言われるほど、モレノの評価は地に落ちている。はたして地元メディアの声はオーナーに届くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】ドジャース、佐々木朗希、千葉ロッテ「裏金支払いの可能性に対する疑念が高まったが…」MLBがポスティング認可時に徹底調査「いずれの当事者にも不正行為は」
【記事】「いい写真すぎる」ド軍・山本由伸、中日右腕&ロッテ右腕との3ショットにファン喝采「ビシバシ鍛えてやって」「ドジャース狙ってるのかな?」
【記事】佐々木朗希を「獲得したよ」と球団に"リーク"した大谷翔平。同席した会談で「バスを運転していた」と米メディアが熱意明かす
佐々木のドジャース入りを多くの米メディアが大々的に報じたなか、ロサンゼルス・エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「ドジャースが佐々木朗希と契約して球界を揺るがした。そしてエンジェルスは愚か者に見える」と題した記事を公開した。
「ドジャースが本気を出せば、100パーセントの確率で選手を獲得できる。佐々木の争奪戦が始まる前、『ESPN』のジェフ・パッサン記者は『大谷翔平以来、最も激しい30チームによる争奪戦になる』と書いた。しかし、それは真実ではない。最初からドジャースだったのだ」
「ジョエル・ウルフ代理人も多くのメディアやファンを惑わせた。『メディアとの楽しい経験がない佐々木にとって、小・中規模のチームの方が有利かもしれない議論もあると思う。そうなるとは言わないが、小規模なチームは有利かもしれない』。この発言は嘘だったし、最終局面でドジャース、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズの3球団に絞ったというニュースは笑止千万だった。最初からドジャースの予定だった」
こう記して佐々木とドジャースのカップリングを非難した同メディアは、佐々木争奪戦におけるエンジェルスにも触れている。
「エンジェルスは佐々木について何も知らなかったし、会うことすらできなかった。エンジェルスは2024年シーズン開幕前に日本人選手専属のスカウトを雇用したばかりで、かつてビリー・エプラーGMが大谷と築いたようないい関係を、佐々木と築いたことは一度もなかった」
このようなフロントの体制を嘆いた同メディアは、続けてオーナーのアート・モレノを非難した。
【画像】エンジェルスの主砲マイク・トラウト、愛らしいファミリーショットを投稿
「03年4月にウォルト・ディズニー・カンパニーからアナハイム・エンジェルスを買収し、翌5月にMLBから新オーナーとして承認されたアート・モレノが、就任後に行なったのはブランドの一新だった。04年シーズン終了後、モレノはロサンゼルス都市圏全体を商圏とするためにチーム名をロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムに変更。大口市場へのアピールを図った。25年のいま、当時の決定を振り返ると、その判断が愚かに見えてしまう。ロサンゼルスのドジャースが、あらゆる点でエンジェルスを凌駕しているからだ」
ディズニー時代の02年にアナハイム・エンジェルスとしてワールドシリーズを制した。しかし現在は、あらゆる面でドジャースに途方もない差をつけられている。24年には球団ワーストとなる99敗を喫し、低迷に拍車をかけた。今オフは菊池雄星やカイル・ヘンドリックス、ホルヘ・ソレアらを獲得したが、25年の前途は厳しいと見られている。
「充実の一途を辿るドジャースに比べて、エンジェルスの状況は暗いままだ。はたしていつになったらドジャースに追いつけるのだろうか? 永遠に無理なのか?」と嘆いた同メディアは、ひとつのプランを明かした。
「チーム名をアナハイム・エンジェルスに戻せばいいんだよ」
1961年にロサンゼルス・エンジェルスとしてスタートした球団は、66年にカリフォルニア・エンジェルスにチーム名を変更。97年からはアナハイム・エンジェルスに改称して02年にワールドシリーズ初優勝を成し遂げた。05年からはロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムとなったが、地元アナハイムの行政やファンから猛反発を受けた。
16年から創立時のロサンゼルス・エンジェルスに名前を戻したが、近年の低迷――16年から24年まで9年連続で負け越し――を受けて、同メディアは「アナハイム・エンジェルス」として地元一体で再建を図るアイデアを、オーナーのモレノに投げ掛けた。
エンジェルスが変わるにはオーナー変更が絶対条件と言われるほど、モレノの評価は地に落ちている。はたして地元メディアの声はオーナーに届くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】ドジャース、佐々木朗希、千葉ロッテ「裏金支払いの可能性に対する疑念が高まったが…」MLBがポスティング認可時に徹底調査「いずれの当事者にも不正行為は」
【記事】「いい写真すぎる」ド軍・山本由伸、中日右腕&ロッテ右腕との3ショットにファン喝采「ビシバシ鍛えてやって」「ドジャース狙ってるのかな?」
【記事】佐々木朗希を「獲得したよ」と球団に"リーク"した大谷翔平。同席した会談で「バスを運転していた」と米メディアが熱意明かす
関連記事
- ドジャース、佐々木朗希、千葉ロッテ「裏金支払いの可能性に対する疑念が高まったが…」MLBがポスティング認可時に徹底調査「いずれの当事者にも不正行為は」
- 「いい写真すぎる」ド軍・山本由伸、中日右腕&ロッテ右腕との3ショットにファン喝采「ビシバシ鍛えてやって」「ドジャース狙ってるのかな?」
- 佐々木朗希を「獲得したよ」と球団に“リーク”した大谷翔平。同席した会談で「バスを運転していた」と米メディアが熱意明かす
- 「もし事実なら、ササキは即座に球界最大の悪役になる」去就大詰めの佐々木朗希、米記者が懸念「反ドジャースの感情が爆発するだろう」
- 【画像】球界を牽引するスター選手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る