ブレイク・スネル、佐々木朗希、タナー・スコット。ワールドシリーズ優勝チームのロサンゼルス・ドジャースはサイ・ヤング賞受賞者を獲得し、そして日本人スター、実力派リリーフとの契約も報じられるなど、今オフに投手陣を大幅強化している。
米メディア『FanSided』のマーク・パウエル記者は、佐々木に続いてスコットとの契約報道が流れた後、「大谷翔平、山本由伸、テオスカー・ヘルナンデスと契約した1年前と同様、ドジャースは今冬も圧倒的な結果を出した。オフシーズンの最優秀賞があれば、アンドリュー・フリードマン編成総責任者が受賞するだろう」と、立て続けに有力選手との交渉をまとめ上げたフロントを称賛した。
有力選手を次々と獲得するドジャースの手法として注目されているのが、後払い契約だ。マイナー契約の佐々木は別として、スネルの5年1億8200万ドル(約283億円)のうち6600万ドル(約103億円)が35年から46年にかけて、スコットの4年7200万ドル(約112億円)のうち2100万ドル(約33億円)が、それぞれ後払いとなっている。
ほかにも、大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、T・ヘルナンデス、ウィル・スミス、トミー・エドマンといった長期契約者も後払いが含まれている。パウエル記者も「給与の一部を後払いにするのはルール違反ではなく、選手会は最終的に支払いを受けられる限り、問題はないとしている」と記して、ドジャースの手法に理解を示している。
【動画】24年ポストシーズンで、大谷翔平を4打席4三振に打ち取ったスコットの投球
「後払い契約は平等性を促進するものではなく、ルールの本質的にはあいまいだ。球界がぜいたく税だけでなく、実質的な影響を及ぼす給与規定を導入しない限り、ドジャースのようなチーム、あるいは将来的に同じ手法を使用するようなチームが有利に立つのは間違いない。私たちはそんなチームを責めることはできない」
ドジャースの後払い契約はルールに則った戦略であり、他球団としてはなす術がない。ただ、一部米メディアや他球団ファンからは、ドジャースに対して非難や不満の声が挙がっている。現行のCBA(MLBと選手会の取り決め事項)は26年12月1日に期限切れになる予定だ。はたして今後、後払い契約に関する規則が改正されるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】ド軍、佐々木&スコット獲得で不満噴出!ファンからの反発にケリーが持論を展開「大谷に年間10ドルしか払えないとしたら...」
【記事】「有望選手を放出し…」佐々木朗希争奪戦に敗れたパドレス、左腕スコットもドジャースに流出! 米記者「サンディエゴにとっては本当に残酷だ」
【記事】「野球が台無しだ!」佐々木朗希に続き、ドジャースが“大谷翔平キラー”FA左腕と4年7200万ドルで契約「MLB、何とかしてくれ」他球団ファン憤怒
米メディア『FanSided』のマーク・パウエル記者は、佐々木に続いてスコットとの契約報道が流れた後、「大谷翔平、山本由伸、テオスカー・ヘルナンデスと契約した1年前と同様、ドジャースは今冬も圧倒的な結果を出した。オフシーズンの最優秀賞があれば、アンドリュー・フリードマン編成総責任者が受賞するだろう」と、立て続けに有力選手との交渉をまとめ上げたフロントを称賛した。
有力選手を次々と獲得するドジャースの手法として注目されているのが、後払い契約だ。マイナー契約の佐々木は別として、スネルの5年1億8200万ドル(約283億円)のうち6600万ドル(約103億円)が35年から46年にかけて、スコットの4年7200万ドル(約112億円)のうち2100万ドル(約33億円)が、それぞれ後払いとなっている。
ほかにも、大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、T・ヘルナンデス、ウィル・スミス、トミー・エドマンといった長期契約者も後払いが含まれている。パウエル記者も「給与の一部を後払いにするのはルール違反ではなく、選手会は最終的に支払いを受けられる限り、問題はないとしている」と記して、ドジャースの手法に理解を示している。
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「後払い契約は平等性を促進するものではなく、ルールの本質的にはあいまいだ。球界がぜいたく税だけでなく、実質的な影響を及ぼす給与規定を導入しない限り、ドジャースのようなチーム、あるいは将来的に同じ手法を使用するようなチームが有利に立つのは間違いない。私たちはそんなチームを責めることはできない」
ドジャースの後払い契約はルールに則った戦略であり、他球団としてはなす術がない。ただ、一部米メディアや他球団ファンからは、ドジャースに対して非難や不満の声が挙がっている。現行のCBA(MLBと選手会の取り決め事項)は26年12月1日に期限切れになる予定だ。はたして今後、後払い契約に関する規則が改正されるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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