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『スキーンズ・デー』は、ピッツバーグで必見のテレビ番組だが... ナ・リーグ新人王は将来について「あまり考えていない」 その真意は?

THE DIGEST編集部

2025.01.22

2024シーズンのナショナル・リーグ新人王、P・スキーンズ。(C)Getty Images

2024シーズンのナショナル・リーグ新人王、P・スキーンズ。(C)Getty Images

 2024シーズンのナショナル・リーグ新人王、ポール・スキーンズ。1年目から華々しい活躍をみせてきた一方で、彼の近い将来の去就が注目されている。米メディア『FANSIDED』は、所属するピッツバーグ・パイレーツのチーム状況が、彼の未来を左右する可能性があると、現地21日に報じた。

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 同メディアによれば、『スキーンズ・デー(スキーンズの登板日)』は、ピッツバーグでは必見のテレビ番組となったものの、チーム自体は昨季ナ・リーグ中地区最下位とあまり期待できない状況にある。球団には才能ある若手選手がいるものの、経営陣が優勝を目指すチームを作りたいと主張しているにもかかわらず、ここ数年と同様に今オフもフリーエージェントやトレードによる補強を積極的に行なう姿勢が見られないという。
 
 2030年シーズン終了までフリーエージェントになる予定はないスキーンズだが、将来について質問された際には、「あまり考えていない」と答えた。これは、野球界では「様子を見てみよう」という意味の一般的な表現であり、所属チームに強い愛着を感じている選手が使う言葉ではないという。

 さらにスキーンズは、今シーズンに向けて「昨年のチームは昨年よりも良くなると思う。経験も増えるし、コーチの指導がチームの成長を後押ししてくれると思う。そこで、良い補強もした。複雑なことではない。難しいことだが、複雑ではない」と意気込みを語っている。

『FANSIDED』は、「パイレーツは間違いなく良くなっているが、混戦のナショナル・リーグでプレーオフ進出を保証するものではない」と指摘。パイレーツがドジャースのようなビッグマーケットを持つ球団になることは決してないが、ファンが本当に望んでいるのは、チームに関心を持ち、地元出身のスター選手を長期的にチームに残してくれるオーナーの存在。同メディアは、パイレーツのオーナー、ボブ・ナッティングが、スキーンズに対してそのような保証を与えることは難しいだろうと報じた。

 パイレーツがスキーンズの才能を最大限に引き出し、彼とともに成功を掴むことができるのか。今後の動向に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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