2023年9月に受けた右肘の手術から、ついに"投手"大谷翔平が復活する。25年の開幕には間に合わない見込みながら、シーズン途中での投手復帰が濃厚。昨冬にロサンゼルス・ドジャースと結んだ10年総額7億ドル(当時1015億円)の真価が発揮される。
今オフにドジャースは、ブレイク・スネル、佐々木朗希と大物先発投手を補強。それでも大谷の投手復帰が大きな注目を集めている。米メディア『FanSided』のクリストファー・クライン記者は、「ドジャースがいくら先発を補強しても、大谷の投手復帰が阻まれることはない」と題した記事で、「二刀流プレーヤーのマウンド復帰が楽しみだ」と期待感を表わした。
「スネルと佐々木が加入したことで、大谷はDHに完全移行して二刀流の立場を放棄すると考える者もいた。24年に大谷は、打率.310、出塁率.390、長打率.646、54本塁打、130打点を記録し、3度目のMVPに輝いた。さらに、59盗塁を記録してMLB史上初となる50ー50を達成。打者に専念したことで、最高のシーズンを送ったからだ」
それでもクライン記者は投手大谷に期待している。
「2度目の肘の手術を受けた後で、無理に追い込む必要はない。大谷がいなくても、スネル、佐々木、山本由伸、タイラー・グラスノー、さらにクレイトン・カーショウ(FA中で再契約が有力)もいる。それでも大谷の投手復帰には大きな意味がある。第一に、調子がいい時にはマウンド上の誰よりも優秀だからだ。第二に、二刀流登録でドジャースは選手登録上の恩恵を受けるからだ」
【動画】エンジェルス時代の"投手"大谷翔平、ドジャース相手に7回5安打1失点、12奪三振と好投!
MLBで二刀流登録をするには、投手として20イニングを投げ、打者として3打席以上20試合でプレーしなければいけない。二刀流として登録されると、ドジャースは投手登録制限の13人に加えて、14人目として大谷も起用できる。他球団よりも投手をひとり多く登録できるのは、二刀流選手を抱えるチームしかできない。
「大谷の二刀流登録は、球界最大の資金をチーム作りに投じたドジャースだけが享受できる、信じられないほどのアドバンテージだ。優勝候補の本命球団にとって、投手層の厚さ以上に価値のある資産はほとんどない。それに、投手登録の増加は、大谷の怪我の予防にも役立つ」
大谷が投手としてマウンドに上がるのは、ロサンゼルス・エンジェルス時代の最終年、23年シーズンにさかのぼる。
「エンジェルスでのラストシーズン、オオタニは23度の先発登板をはたし、132イニングで防御率3.14、167奪三振を記録した。これだけでも、大谷をマウンドに上げる意味を人々に説明するのには十分だ」
後払い契約で戦力的柔軟性をチームにもたらし、二刀流として投手登録数の増加にも寄与。24年の打者としての数々の偉業に加えて、大谷は投手としてもチームに絶大な貢献を果たしていく。
構成●THE DIGEST編集部
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今オフにドジャースは、ブレイク・スネル、佐々木朗希と大物先発投手を補強。それでも大谷の投手復帰が大きな注目を集めている。米メディア『FanSided』のクリストファー・クライン記者は、「ドジャースがいくら先発を補強しても、大谷の投手復帰が阻まれることはない」と題した記事で、「二刀流プレーヤーのマウンド復帰が楽しみだ」と期待感を表わした。
「スネルと佐々木が加入したことで、大谷はDHに完全移行して二刀流の立場を放棄すると考える者もいた。24年に大谷は、打率.310、出塁率.390、長打率.646、54本塁打、130打点を記録し、3度目のMVPに輝いた。さらに、59盗塁を記録してMLB史上初となる50ー50を達成。打者に専念したことで、最高のシーズンを送ったからだ」
それでもクライン記者は投手大谷に期待している。
「2度目の肘の手術を受けた後で、無理に追い込む必要はない。大谷がいなくても、スネル、佐々木、山本由伸、タイラー・グラスノー、さらにクレイトン・カーショウ(FA中で再契約が有力)もいる。それでも大谷の投手復帰には大きな意味がある。第一に、調子がいい時にはマウンド上の誰よりも優秀だからだ。第二に、二刀流登録でドジャースは選手登録上の恩恵を受けるからだ」
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MLBで二刀流登録をするには、投手として20イニングを投げ、打者として3打席以上20試合でプレーしなければいけない。二刀流として登録されると、ドジャースは投手登録制限の13人に加えて、14人目として大谷も起用できる。他球団よりも投手をひとり多く登録できるのは、二刀流選手を抱えるチームしかできない。
「大谷の二刀流登録は、球界最大の資金をチーム作りに投じたドジャースだけが享受できる、信じられないほどのアドバンテージだ。優勝候補の本命球団にとって、投手層の厚さ以上に価値のある資産はほとんどない。それに、投手登録の増加は、大谷の怪我の予防にも役立つ」
大谷が投手としてマウンドに上がるのは、ロサンゼルス・エンジェルス時代の最終年、23年シーズンにさかのぼる。
「エンジェルスでのラストシーズン、オオタニは23度の先発登板をはたし、132イニングで防御率3.14、167奪三振を記録した。これだけでも、大谷をマウンドに上げる意味を人々に説明するのには十分だ」
後払い契約で戦力的柔軟性をチームにもたらし、二刀流として投手登録数の増加にも寄与。24年の打者としての数々の偉業に加えて、大谷は投手としてもチームに絶大な貢献を果たしていく。
構成●THE DIGEST編集部
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