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過去10人の日本人選手を獲得したカブスですら、「ドジャースと日本人獲得を争うのはしばらく難しい」と諦めムード

THE DIGEST編集部

2025.01.30

佐々木(右)を獲得したドジャースのアンドリュー・フリードマン編成総責任者(左)。(C)Getty Images

 昨オフは大谷翔平、山本由伸、今オフは佐々木朗希と、注目の日本人FAの獲得に成功しているロサンゼルス・ドジャース。資金力は言わずもがな、積極的な国際スカウティングにより日本人選手獲得において常にリードを持っている。そんな中、同じく日本人選手を擁する球団のオーナーから"白旗宣言"にも近い発言が飛び出した。

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 1995年の野茂英雄獲得に始まり、これまでドジャースには12人の日本人選手が入団。大谷の歴史的活躍などで広告収入も激増するなど、元々比較的高かった日本への影響力も飛躍的に上昇した。

 一方で現在、鈴木誠也と今永昇太がプレーしているシカゴ・カブスはこれまで10人の日本人選手が在籍。今季開幕戦ではドジャースと東京ドームで対戦が決まっており、日本での知名度も決して低くはない。しかし今オフには佐々木朗希の獲得競争に負け、日本の至宝をドジャースに譲る形となった。

 米紙『USA TODAY』の名物記者ボブ・ナイチンゲール氏はシカゴ・カブスオーナーのトム・リケッツ氏の発言を紹介。「ドジャースは日本で非常に高い知名度を持っている。金銭的な条件を考慮せずに決定を下すのであれば、日本人選手をめぐってドジャースと競争するのはしばらくの間難しくなるだろう」と率直な意見を述べた。

 金銭的なアドバンテージを持つドジャースに、圧倒的な知名度やブランド力まで加わった。今のドジャースは他球団にとって、手強すぎる相手と言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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