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「最大の弱点」佐々木朗希にスネルなど積極的な戦力補強も…ドジャースの守備は不安? 米サイトが指摘「バランスが崩れるリスクを抱えている」

THE DIGEST編集部

2025.01.30

今オフにドジャースへ加入した佐々木。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは今オフもブレイク・スネルや佐々木朗希など、移籍市場で注目を集めた選手との契約を成立させた。さらには、昨年の世界一に貢献したテオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマンとも再契約を交わすなど、連覇へ向けて戦力を着々と整えている。

 新たに加わったプレーヤーはそれぞれ、新シーズンにおける投打の核としての期待も寄せられており、ここまで順調に補強を進めていると言われているドジャースだが、新戦力が話題となる一方で、米国内では守備面が不安視されており、内外野を守る野手の獲得を訴える声も挙がっているようだ。

 スポーツサイト『ESSENTIALLY SPORTS』では1月29日、ドジャース守備陣についての特集記事を配信。シーズン中も見据えたドジャースの選手獲得に関して、持論を展開している。

 トピック内では、MLBインサイダーのケン・ローゼンタール氏による「外野守備が最大の弱点」といった見解を引用する形で、今季のドジャース守備を分析。エドマン、ヘルナンデス、新加入のマイケル・コンフォートなどの外野陣に対し、それぞれ「守備範囲が広くはない」などと指摘。また内野もムーキー・ベッツの遊撃手への完全転向が懸念事項であると主張する。
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 同メディアは、外野陣やベッツの守備面でのパフォーマンス次第では、シーズン中でも大幅なコンバートもあり得るとして、「チーム全体の守備バランスが崩れるリスクを抱えている」と、現在までのラインナップを評価した。

 その上で、「シーズン中盤のトレード期限が近づくにつれ、ドジャースが守備強化に動く可能性は十分にある。特に外野とショートの守備が不安定なままだと、ポストシーズンを見据えた補強が必要になるだろう」などと論じているほか、「怪我や期待外れのパフォーマンスが重なれば、トレード市場での動きが活発になるはずだ」として、夏場での補強を見通している。

 さらに同メディアは、「ドジャースはこれまでも積極的な補強を行なってきたチームだ。攻撃力と投手力を維持しつつ、夏までに守備の穴を埋める動きをみせる可能性もあり得るだろう。トレード期限が今シーズンの転換点になるかもしれない」として、ウィークポイントへの対応が重要であると説いている。

 ドジャースは昨年もトレード期限直前に獲得した選手が、その後の戦いで存在感を放った。今季も懸念される守備面も含め、引き続き他球団からの補強を的確に進める必要があるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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