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「ドジャースと本気で張り合う覚悟があるのか」NYメディアがヤ軍オーナーを辛辣非難「金は使っているが…」“控えめ補強”とシビアな見解

THE DIGEST編集部

2025.02.04

投打にわたり有力選手を補強しているヤンキースだが、それでも地元メディアは満足していないようだ。(C) Getty Images

投打にわたり有力選手を補強しているヤンキースだが、それでも地元メディアは満足していないようだ。(C) Getty Images

 ストーブリーグでも、手厳しい評価が下されている。

 昨季、ニューヨーク・ヤンキースはワールドシリーズ進出を果たすも、ロサンゼルス・ドジャースの前に敗れ世界一の座に届かなかった。そして、オフの補強に関しても“宿敵”との違いを突き付けられ、批判の的となっているようだ。

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 地元メディア『EMPIRE SPORTS MEDIA』では現地時間2月2日、「ヤンキースのオーナーはドジャースの支出に疑問を呈しながらも節約している」と銘打った特集記事の中で、ハル・スタインブレナーオーナーについての見解を綴っている。

 トピックでは、大谷翔平や山本由伸らを獲得した2023年オフ以降のドジャースが巨額を投じての大物選手補強を続ける動きについて、スタインブレナーが「ほとんどのオーナーにとって現実的ではない」と私見を語ったとするエピソードを紹介。その上で、「しかし、スタインブレナーがヤンキースをロサンゼルスよりも財政的に慎重な球団だと印象付けようとしている一方で、実際にはドジャースが長期的な柔軟性を維持しながら、ヤンキースを出し抜いているのが現状だ」などと指摘している。 

 その理由として、ドジャースが行なっている年俸の“後払い”を挙げ、「大物を獲得しつつ、短期的な財務バランスを崩さずに済んでいる。これは単なる浪費ではなく、システムを巧みに利用した戦略的な動きだ」と評価。さらにドジャースが多くの故障者を抱えながらも、最後はヤンキースを退けた昨季の展開を振り返り、それぞれのチーム力の差について、「ドジャースは選手層の厚さと巧みな補強でカバーした。こうした『継続的な成功のためのチーム作り』ができる球団と、『言い訳を並べる球団』との違いがここに表われている」などと皮肉を込めた持論を綴っている。

 他にも同メディアは、「金は使っているが、それがチームの戦力構成を大きく変えるようなものではない」「控えめな補強で現状維持を図ろうとしている」などとヤンキースの姿勢を非難する言葉を並べた。

 その上で、「ヤンキースは、ドジャースのような球団と本気で張り合う覚悟があるのか、それとも2番手で満足するつもりなのか、決断を迫られている。スタインブレナーの発言を聞く限り、今のところ後者を選んでいるようだ」などと訴え、トピックを結んでいる。

 地元メディアからの声を球団オーナーはどのように受け止めるのか。名門であるが故、開幕前ながらもシビアな批評に晒されている。

構成●THE DIGEST編集部

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