米記者にとっては大谷翔平の元通訳、水原一平被告のスキャンダル以上の衝撃だったようだ。
現地2月3日、MLB機構は審判員のパット・ホバーグ氏を解雇した。38歳のホバーグ氏はプロのポーカー選手とスポーツ賭博のアカウントを共有しており、ポーカー選手がそのアカウントで野球賭博に興じていたことが発覚したのだ。
米メディア『FanSided』のクリス・ランダース記者は、「ホバーグ自身が野球の試合に賭けていた証拠はいまのところ見つかっていないものの、発覚している事実だけでも球界の損失は大きい。ホバーグがギャンブル行為に近い立場だったこと、審判員というルールを遵守する立場にあったことを考えると、水原一平の賭博スキャンダルよりも重大な違反だ」と断罪した。
2014年にMLBデビューを果たしたホバーグ氏は、17年シーズンからMLBフルタイム審判員に登録。22年10月に行なわれたヒューストン・アストロズとフィラデルフィア・フィリーズが対戦したワールドシリーズ第2戦で、全129球のボールとストライクを一度も間違えず、100パーセント正しく判定した“パーフェクトゲーム”を達成。さまざまなデータ解析が導入されて以来、初めての快挙だった。
【動画】“二刀流”大谷翔平が、投手・打者の両方でホバーグ球審からピッチクロック違反を取られたマリナーズ戦ハイライト!
「ホバーグの優秀さが、この状況を悲しくしている。球界はいま、最高の判定を行なう審判員をできるだけ多く必要としている。しかし、行動には結果が伴う。ホバーグはMLBが野球人気を落とす行動をとる余裕がないことを知っているはずだ」
どれほど有能であろうと、賭博関与の疑いが発覚した審判員が試合を裁くことはできない。ランダース記者は、ホバーグ氏のこれまでのパフォーマンスを称えながらも、解雇したMLB機構の判断を支持した。
ホバーグ審判員は、ロサンゼルス・エンジェルス時代の大谷翔平に対し、1試合で投手と打者の大谷にピッチクロック違反を取った球審としても話題となった。
構成●THE DIGEST編集部
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2014年にMLBデビューを果たしたホバーグ氏は、17年シーズンからMLBフルタイム審判員に登録。22年10月に行なわれたヒューストン・アストロズとフィラデルフィア・フィリーズが対戦したワールドシリーズ第2戦で、全129球のボールとストライクを一度も間違えず、100パーセント正しく判定した“パーフェクトゲーム”を達成。さまざまなデータ解析が導入されて以来、初めての快挙だった。
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どれほど有能であろうと、賭博関与の疑いが発覚した審判員が試合を裁くことはできない。ランダース記者は、ホバーグ氏のこれまでのパフォーマンスを称えながらも、解雇したMLB機構の判断を支持した。
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