MLB公式サイトは現地２月８日、「2025年に最も改善される選手は...」とのテーマで記事を配信。昨季450打席以上出場、または75イニング以上登板した選手を対象に、昨季と来季予測されているfWARの差が大きい選手10人を紹介した。昨季ロサンゼルス・ドジャースの世界一に貢献した先発投手もリストに名を連ねた。

【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け！ 愛犬デコピンも登場 　ドジャースの先発投手だったウォーカー・ビューラーは２度目のトミー・ジョン手術から復帰した昨季、負傷離脱を挟みながらも16試合に先発し１勝６敗。防御率5.38、fWARもｰ0.2とキャリアワーストの成績に終わった。ポストシーズンでは随所で輝きを見せ、胴上げ投手にもなったものの、ドジャースからのクオリファイングオファーは無かった。

　一方でワールドシリーズでの好投で後味良くシーズンを終えられたこともあり、ボストン・レッドソックスと単年2105万ドル（約33億円）の契約を結んだビューラー。あるナ・リーグ球団の幹部からは「健康を維持できるなら、この冬最高の契約になるだろう」との発言が出るなど、健康である限りは他球団からも警戒される存在だ。

　実際にデータ分析会社『FanGraphs』はビューラーの25年シーズンのfWARは1.8で昨季を上回ると予想。具体的には26試合に登板し８勝８敗、防御率4.26をマークすると予測しており、データの面からも成績上昇が見込まれている。

　2019年に14勝、2021年には16勝を挙げ、オールスターにも選出されたビューラー。2017年のデビュー以降、ドジャース一筋だった右腕が新天地ボストンで再びエース級の活躍を見せることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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