2025年シーズンより、MLBのロサンゼルス・ドジャースにポスティングシステムで移籍した佐々木朗希。昨オフの米移籍市場を賑わせた日本人ルーキーは、はたしてリーグ新人王を取れるのか。米メディアの間では、早くもその話題で持ち切りのようだ。
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　MLB、NBA、NFL、NHLの米四大スポーツを中心に豊富なスポーツベッティングの分析を行なっている『ACTION NETWORK』は、今季の両リーグ新人王候補に対するオッズを公表している。それによると、ナ・リーグは佐々木が「＋225」で堂々トップになっており、２位にはディラン・クルーズ（ワシントン・ナショナルズ）が「+380」、３位はマット・ショー（シカゴ・カブス）が「+425」につけている。

　一方でア・リーグに目を向けると、巨人から海外フリーエージェント権を利用してボルティモア・オリオールズに入団した菅野智之が「＋2000」で９位にランクイン。首位はニューヨーク・ヤンキースのジェイソン・ドミンゲスで「＋450」だった。
  　新人王の最有力候補に挙げられている佐々木だが、記事の寸評をみると昨シーズンの成績に触れながら、日本人右腕の実力に疑問符を投げかけている。

　同サイトは佐々木が昨季記録した防御率2.35に加え、奪三振129、与四死球40に着目。過去４シーズンのなかで自己ワーストだったことを鋭く指摘し、「最悪のシーズンだった」と厳しい評価を下している。さらに、「ドジャースびいきでもない限り、ロウキ・ササキの表示オッズ（＋225）の価値を見い出すことは難しい」と付け加え、オッズの数字に反して、その実力に懐疑的な印象を抱いている。

　マイナー契約での加入ながら、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は東京ドームで開催されるMLB開幕シリーズの第２戦（３月19日）に佐々木を先発させることを示唆しており、首脳陣から大きな期待をかけられているのは間違いない。160キロ超の速球、鋭く落ちるフォークや”エグい”スイーパーを駆使する23歳の右腕は、猛者が集うメジャーの舞台でも通用するのか。その一挙手一投足に、熱い視線が注がれている。

構成●THE DIGEST編集部

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