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時代錯誤のヤ軍伝統に変化は訪れるか?「まるで裸になった気分」新戦力ウィリアムズがひげルールに異議!?

THE DIGEST編集部

2025.02.20

公式チーム写真でウィリアムズの顔にひげが生えているのが確認できる。(C) Getty Images

公式チーム写真でウィリアムズの顔にひげが生えているのが確認できる。(C) Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースには、長きにわたって守られてきた伝統のルールがある。それは、選手はおろか、コーチやフロントオフィスに至るまで、口ひげ以外のひげを一切禁止するというものだ。このルールは、1976年に当時のオーナー、ジョージ・スタインブレナーが導入した。彼は、このルールがチームに「秩序と規律」をもたらすと信じていたようだ。
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 しかし、2024年のワールドシリーズにおいて、この「秩序と規律」は結果には結びつかなかった。ヤンキースはロサンゼルス・ドジャースに圧倒され、顔にたくさんの無精ひげを生やしたフレディ・フリーマンがワールドシリーズMVPトロフィーを掲げたのである。

 それでも、このルールは今もなお存在している。
 
 そんな中、今シーズンからヤンキースに加入した30歳の右腕、デビン・ウィリアムズが、このルールに異議を唱えているのではないかと、現地19日、米メディア『FANSIDED』が報じている。

 ヤンキースの公式チーム写真で、ウィリアムズの顔にひげが生えているのが確認できる。ウィリアムズはひげを生やしたまま春季トレーニングにやってきたが、投球を始める頃にはきれいに剃り落としていたという。

 米メディア『Newark Star-Ledger』のランディ・ミラー記者にひげを剃らなければならないことについて尋ねられたウィリアムズは「まるで裸になった気分だ」と語り、ひげを剃ったことに違和感を覚えているようだ。ヤンキースがこの時代錯誤とも言えるルールをどこまで厳格に適用するのか、ウィリアムズは試しているのかもしれない。

 スタインブレナー氏は、空軍での経験からこのルールを導入したと言われている。彼のリーダーシップの下でのヤンキースの成功は、このルールの正当化の根拠となったが『FANSIDED』は、ヤンキースの清潔な外見がもはやチームの強さや勝利に何か実質的な影響を与えているとは考えにくいと伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

【写真】公式チーム写真でウィリアムズの顔にひげが生えているのが確認できる

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