シアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎。現地2月27日に行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツとのオープン戦に1点リードの5回から5番手で登板したが2/3イニングを投げ1安打4失点、与四死球3、奪三振1の大乱調で逆転を許し、メジャー昇格に向けていまだ予断を許さない状況が続いている。
【動画】メジャー昇格を目指すマリナーズ藤浪晋太郎の豪速球
藤浪は前回登板こそ1イニングを無安打無失点と結果を出したが、オープン戦2試合目となった登板は大荒れだった。藤浪はこの日25球を投げてストライク12球、ボールは13球。最速は159キロをマークするも荒れ球が目立ち、ランナーをためると適時打を打たれる悪循環に陥った。MLB公式データシステム『Statcast』によれば、ストライクゾーンから大きく外れたボールは実に15球を数えた。
課題である制球難が浮き彫りになった日本人右腕の能力は地元紙も半信半疑のようだ。日刊紙『The Seattle Times』は「フジナミは圧倒的な投球力を発揮してきたが、木曜(27日)の登板ではコントロールの欠如が露呈した」と記し、1イニングを終えられなかた藤浪を厳しく追及している。
同紙のマリナーズ番記者であるライアン・ディビッシュ氏は「月ごと、あるいはレギュラーシーズン登板ごとのリリーバーの成績のバラつきは、最も冷静な監督でさえも老け込ませてしまう。成功から失敗までの幅が大きいため、早期の評価は難しく、予測は不可能で無責任だ。特に日本人リリーバー、シンタロウ・フジナミはその典型的な例だろう」と言及し、1日ごとに投球の波が激しい日本人右腕のパフォーマンスに頭をかいた。
「彼は、ボールがどこに向かっているのかよく分かっていない。単なる能力不足ではなく、コントロール不足なのだ。フジナミはアスレティックスとオリオールズで合計79イニングを投げ、7試合の先発、57試合の救援登板で7勝8敗、防御率7.18、45四球、83奪三振の成績を残した。フジナミが初球ストライクを投じたのは、対戦した打者のわずか52%である。中途半端な数字ではあったが、そのポテンシャルを買われ、2024年シーズンにメッツと1年335万ドル(約5億300万円)の契約を結んだが、結局メッツでは1イニングも投げていないのだから」
地元記者からリリーフ適性に疑問符が投げかけられた藤浪。だが一方で、首脳陣の評価は決して悪くないようだ。マリナーズのダン・ウィルソン監督は、「フジナミが期待していたほど、ストライクゾーンにボールがいかなかったのは明らかだ。しかし、彼はこれからもその課題に取り組み、努力を続けるだろう。球速は良かったと思うよ。スプリットもいい。打たれて厳しい場面があったにせよ、これまでのところフジナミの投球はとてもいい感じで来ている」と話し、右腕に見切りをつけるのはまだ早計だとした。
昨季はメジャーのマウンドに立つことができないまま、シーズンを終えた藤浪。背水の陣として臨むメジャー3年目、右腕の苦境は続く。
構成●THE DIGEST編集部
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同紙のマリナーズ番記者であるライアン・ディビッシュ氏は「月ごと、あるいはレギュラーシーズン登板ごとのリリーバーの成績のバラつきは、最も冷静な監督でさえも老け込ませてしまう。成功から失敗までの幅が大きいため、早期の評価は難しく、予測は不可能で無責任だ。特に日本人リリーバー、シンタロウ・フジナミはその典型的な例だろう」と言及し、1日ごとに投球の波が激しい日本人右腕のパフォーマンスに頭をかいた。
「彼は、ボールがどこに向かっているのかよく分かっていない。単なる能力不足ではなく、コントロール不足なのだ。フジナミはアスレティックスとオリオールズで合計79イニングを投げ、7試合の先発、57試合の救援登板で7勝8敗、防御率7.18、45四球、83奪三振の成績を残した。フジナミが初球ストライクを投じたのは、対戦した打者のわずか52%である。中途半端な数字ではあったが、そのポテンシャルを買われ、2024年シーズンにメッツと1年335万ドル(約5億300万円)の契約を結んだが、結局メッツでは1イニングも投げていないのだから」
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昨季はメジャーのマウンドに立つことができないまま、シーズンを終えた藤浪。背水の陣として臨むメジャー3年目、右腕の苦境は続く。
構成●THE DIGEST編集部
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