ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地２月28日（日本時間３月１日）、アリゾナ州グレンデールのキャメルバックランチで行なわれたロサンゼルス・エンジェルスとのオープン戦に１番・指名打者で初のスタメン出場し、初回の第１打席でいきなり先頭打者アーチを放った。今季からヒューストン・アストロズからエンジェルスに加入した花巻東高の３学年先輩である菊池雄星から左翼スタンドに衝撃の一発をぶち込んだ。
【動画】エンジェルス菊池雄星から放った大谷翔平の“今季第１号”！

　プレーボール直後、大谷が観衆を沸かせた。フルカウントからの６球目、菊池が投じた外角寄りの151キロの速球を鋭く振り抜くと、打球は左翼のドジャース・ブルペンへと飛び込んだ。
  　試合後、大谷はホームランを放った場面について「まずはスケジュール通り、今日３打席立てたのでそれが一番だと思います。ある程度、球数も見ながらスイングもしながら空振りもあって身体的に問題なかったので、いい一日だったかなと思います」と納得の表情で振り返った。

　この日のマウンドは高校の先輩である菊池と相まみえた。2019年以降、レギュラーシーズンで大谷は菊池から３本塁打を放っており、左腕との相性は抜群。それを問われると、「たまたまです。ラッキー」と笑いながら、「自分のまずは１打席目なので、しっかりとした打席をつくっていければいい」と、今季初打席での心境を明かした。

　大興奮の渦に包まれた衝撃の先頭打者本塁打。今季もドジャースの背番号17は大いに球場を沸かせそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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