いきなりの圧巻アーチに指揮官も大興奮だ。

　現地２月28日、米アリゾナ州グレンデールのキャメルバックランチでロサンゼルス・ドジャース対ロサンゼルス・エンジェルスのオープン戦が行なわれ、「１番・DH」として先発出場した大谷翔平は、第１打席で左翼スタンドへの先制ソロを記録。第２打席が遊飛、第３打席が空振り三振に倒れて３打数１安打１打点という結果だった。
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　初回の第１打席は、エンジェルス先発で花巻東の先輩・菊池雄星と対峙すると、フルカウントから93.9マイル（約151.1キロ）の外角高めフォーシームを強振。その打球は逆方向にグングンと伸びていき、左翼スタンドに着弾する豪快なソロ弾となった。ちなみにオープン戦初出場の試合で本塁打をマークするのは、これで２年連続である。
  　日本人スターの強烈な一撃には、チーム内からも賛辞の声が止まない。なかでも試合後、日米メディアの取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、「彼に驚かされっぱなしだ」と手放しで称賛するコメントを残した。ドジャース専門サイト『Dodger Blue』がその映像を公開しており、「今オフに（左肩の）手術を受けたとは思えない。彼の状態はいい」と充実感をにじませている。

　この日、「（昨年と）同じくらい生産的になれると思う」と今季への期待を口にしていたロバーツ監督。今季は投手復帰の負担を考慮に入れ、「同じ打席数をこなせるとは思っていない。盗塁数も多くならないだろうし、足を温存しなければならない」と前置きしつつ、「１打席あたりのパフォーマンスは、同じくらい生産的になれるだろう」と強調した。

　順調な調整ぶりを見せている大谷。ロバーツ監督によれば、今後は「明日は休み、日曜（日本時間３日）にまた出場予定だ」と明かした。

構成●THE DIGEST編集部

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