現地３月２日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚がニューヨーク・メッツとのオープン戦で２安打・３打点と活躍。トレード放出の可能性を何度も報じられた左打者が、自らの存在価値を示した。

　吉田の打棒に、米誌『Sports Illustrated』でレッドソックスを担当しているジャクソン・ロバーツ記者は、「9000万ドル（約136億円）の強打者が見事な活躍を見せた。初出場のオープン戦で、ベストを尽くせばボストン打線にとって重要な存在になれるのか、トレード移籍を求める人たち全員に思い知らせた」と伝えた。

【動画】オープン戦初出場で２安打・３打点と活躍した吉田正尚の打棒！
  　吉田の活躍は、「ラファエル・デバース論争に一石を投じた」という。「もし、吉田の打撃が好調であれば、DHに入るだろう。そしてデバースが三塁手のままで、新戦力アレックス・ブレグマンが二塁を守ることになる」とし、ブレグマンを本職の三塁に、守備に難のあるデバースをDHに、そして吉田をトレード放出する案を主張する評論家や記者に、吉田が結果で反論したと報じた。

　2024年オフに負傷した右肩を手術した吉田は、初出場したオープン戦で２安打・３打点とバットで魅せた。アレックス・コーラ監督も「マサが健康を取り戻してくれて、とても興奮している。ストライクゾーンを支配し、ボールをはじき返してくれると確信しているよ。その姿を見るのは楽しいだろうね」と満足した。

構成●THE DIGEST編集部

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