勝負してる、という感じが、とても静かに、確実に、伝わってくる。
シーズン中よりも緩やかに時間が流れ、いわゆる「スイッチ」など入ってないはずなのに、去年までとはどこか、伝わってくるものが違うような気がする。
【動画】日本開幕戦へ向け調整は順調! 鈴木誠也が左中間へオープン戦初ホームラン
「そんなん、まだまだっすよ」。
まさか、という表情でシカゴ・カブスの27番=鈴木誠也は言う。
「(試合をやってると)言ってもオープン戦なんで。日本に行ってからじゃないすかね、スイッチが入るのは」
もちろん、緩んでるわけではない。メジャーリーグ(MLB)のキャンプも今年で4年目なので、チームメイトやコーチと談笑し、笑顔を浮かべる姿も見慣れたものなのだけれど、もちろん彼はキャンプ序盤から中盤に至るまでずっと、真摯にベースボールに向き合ってきた。
たとえば2月27日水曜日、それまでの4試合12打数無安打で臨んだオープン戦の5試合目、アリゾナ州メサの本拠地球場にガーディアンズを迎え入れての一戦。鈴木は1回、1死二塁の好機で迎えた第1打席で若い左腕投手から中前適時打を放ち、オープン戦初安打を記録した。さらに2回、2死満塁という再びの好機でも、2番手の右投手から三遊間をゴロで破る左前適時打を放ち、2者を迎え入れた。
「(ここまでの打席の入り方が)あまり良くなかったんで、今日は見逃すんじゃなくて、ある程度、どんどん振っていくと言いますか、とりあえず当てていく、ことを起こさせるというか、とにかく、振らずに飛ばしてことを起こすってことは意識していた。それがたまたま、いいコースに飛んだのがヒットになっただけで、今日やりたかったことは、とりあえずフィールドに打ち返すっていうことだった。そういった意味では反応良く、ある程度、球に対応できてたんで良かったと思います」 「事を起こさせる」という部分が興味深かった。
粘りに粘っていれば、最終的に四球を選ぶこともあるだろうけれど、野球の母国でかつてよく言われた「Make Things Happen」は、文字通り、打球を前に飛ばして、「事を起こさせる」という意味である。「どうせ打つなら長打でしょ?」とでも言うような、昨今の「パワー全盛」の米野球界ではいつの間にか忘れ去られようとしている言葉だが、勝利至上主義の日の丸野球をこよなく愛する人ならば、その意味はなおさらよく分かるはずだ。
鈴木の2安打は、まさにそんなヒットだった。
好調時の彼の特徴的な打球であるライナーではなく、ガキンッ! とでも言うように、ゴロでしぶとく野手の間を抜くような打球である。彼自身が言うように、「たまたま、いいコースに飛んだのがヒットになっただけ」に見えるが、それとてオフのトレーニングで鍛え上げられた、あの頑強な肉体から繰り出される打球速度があってのことだ。
このオフ、彼は2年連続打率2割8分、20本塁打以上という安定した成績を、「同じような数字なんで面白くない」と言い、今まで以上にトレーニングに勤しんできた。
面白くないなら、面白くする。
面白くするために、バットを振り続ける。
シーズン中よりも緩やかに時間が流れ、いわゆる「スイッチ」など入ってないはずなのに、去年までとはどこか、伝わってくるものが違うような気がする。
【動画】日本開幕戦へ向け調整は順調! 鈴木誠也が左中間へオープン戦初ホームラン
「そんなん、まだまだっすよ」。
まさか、という表情でシカゴ・カブスの27番=鈴木誠也は言う。
「(試合をやってると)言ってもオープン戦なんで。日本に行ってからじゃないすかね、スイッチが入るのは」
もちろん、緩んでるわけではない。メジャーリーグ(MLB)のキャンプも今年で4年目なので、チームメイトやコーチと談笑し、笑顔を浮かべる姿も見慣れたものなのだけれど、もちろん彼はキャンプ序盤から中盤に至るまでずっと、真摯にベースボールに向き合ってきた。
たとえば2月27日水曜日、それまでの4試合12打数無安打で臨んだオープン戦の5試合目、アリゾナ州メサの本拠地球場にガーディアンズを迎え入れての一戦。鈴木は1回、1死二塁の好機で迎えた第1打席で若い左腕投手から中前適時打を放ち、オープン戦初安打を記録した。さらに2回、2死満塁という再びの好機でも、2番手の右投手から三遊間をゴロで破る左前適時打を放ち、2者を迎え入れた。
「(ここまでの打席の入り方が)あまり良くなかったんで、今日は見逃すんじゃなくて、ある程度、どんどん振っていくと言いますか、とりあえず当てていく、ことを起こさせるというか、とにかく、振らずに飛ばしてことを起こすってことは意識していた。それがたまたま、いいコースに飛んだのがヒットになっただけで、今日やりたかったことは、とりあえずフィールドに打ち返すっていうことだった。そういった意味では反応良く、ある程度、球に対応できてたんで良かったと思います」 「事を起こさせる」という部分が興味深かった。
粘りに粘っていれば、最終的に四球を選ぶこともあるだろうけれど、野球の母国でかつてよく言われた「Make Things Happen」は、文字通り、打球を前に飛ばして、「事を起こさせる」という意味である。「どうせ打つなら長打でしょ?」とでも言うような、昨今の「パワー全盛」の米野球界ではいつの間にか忘れ去られようとしている言葉だが、勝利至上主義の日の丸野球をこよなく愛する人ならば、その意味はなおさらよく分かるはずだ。
鈴木の2安打は、まさにそんなヒットだった。
好調時の彼の特徴的な打球であるライナーではなく、ガキンッ! とでも言うように、ゴロでしぶとく野手の間を抜くような打球である。彼自身が言うように、「たまたま、いいコースに飛んだのがヒットになっただけ」に見えるが、それとてオフのトレーニングで鍛え上げられた、あの頑強な肉体から繰り出される打球速度があってのことだ。
このオフ、彼は2年連続打率2割8分、20本塁打以上という安定した成績を、「同じような数字なんで面白くない」と言い、今まで以上にトレーニングに勤しんできた。
面白くないなら、面白くする。
面白くするために、バットを振り続ける。
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