ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地3月29日に行なわれたデトロイト・タイガース戦に先発登板した。しかし、初回から制球が安定せずに2失点で途中降板した。チームは7対3で勝利を収め44年ぶりの開幕5連勝を飾ったが、日本人右腕は1回2/3(61球)を投げて3安打2奪三振4四球とコントロールに大きな課題を残した。
【画像・動画】初回に41球2失点、佐々木朗希の大乱調を突き付けるチャート表
佐々木は1番のザック・マッキンストリーに投じた初球は96.5マイル(約155.3キロ)をマーク。2番のライリー・グリーンには96.7マイル(約155.6キロ)の速球で空振り三振を奪い、本拠地ファンからどよめきが起きたが見せ場はここまでだった。
そのあと日本人ルーキーはコントロールが安定せず、ヒットや四球などで2死満塁のピンチを招くと、6番マヌエル・マーゴーの当たりは三塁線へのボテボテの内野安打。不運な形で失点を喫した。さらにトレイ・スウィーニーにはこの回2つめの四球となる押し出しを与えて2点目を失った。立ち上がりだけで41球を要し、そのうちストライクは24球。課題である制球力をいきなり露呈した。
佐々木は2イニング目もストライクがなかなか入らず、先頭打者に四球。次打者には自らの暴投で二塁への進塁を許し、不安定な投球が続く。何とか2アウトをもぎ取った右腕だが、3番のスペンサー・トーケルソンの打席で再び四球を与えたところで、デーブ・ロバーツ監督がベンチから出てきて本人に降板を告げた。
ベンチに退く佐々木には本拠地にもかかわらず、地元ファンから一部ブーイングが飛んだ。
不甲斐ない投球でKOされた佐々木。MLBの豊富なデータ情報を配信している米データサイト『DataBase Hit』は、ドジャースのルーキー右腕のチャート表を公表。「すべてを物語っている」とストライクゾーンから大きくボールが外れ、あちこちに球が散らばっていることを鋭く指摘した。異例の41球を投じた初回のチャート表を見てみると、ほとんどがアウトコースに集中。ストライクとボールがはっきりと分かれる日本人ルーキーの乱調を数字で厳しく伝えていた。
佐々木は試合後、地元放送局『SportsNet LA』のインタビュー内で「技術的なところでコントロールしきれなかった。スライダーが少し良かったぐらいで、それ以外は全体的にスピードもコントロールも良くなかった」と振り返りながら、「シンプルに技術不足だと思う」と反省の弁を述べた。
また改善ポイントとして、「良かったり悪かったり、自分の中で(調子の)波もある。練習でうまくできても、試合の強度になったときにうまくいかない所もある。日々新しい課題がどんどん出てくるので、向き合ってやっていくしかない」と悩める右腕は必死に前を見据えた。
構成●THE DIGEST編集部
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佐々木は試合後、地元放送局『SportsNet LA』のインタビュー内で「技術的なところでコントロールしきれなかった。スライダーが少し良かったぐらいで、それ以外は全体的にスピードもコントロールも良くなかった」と振り返りながら、「シンプルに技術不足だと思う」と反省の弁を述べた。
また改善ポイントとして、「良かったり悪かったり、自分の中で(調子の)波もある。練習でうまくできても、試合の強度になったときにうまくいかない所もある。日々新しい課題がどんどん出てくるので、向き合ってやっていくしかない」と悩める右腕は必死に前を見据えた。
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