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「去年と今年で雰囲気がまったく違う。最高だ」エ軍ヤングスターの言葉に、地元メディア確信「近年で観るのが最も楽しいシーズン」

THE DIGEST編集部

2025.04.08

チームの雰囲気が去年とは違うと感じているシャヌエル。(C)Getty Images

チームの雰囲気が去年とは違うと感じているシャヌエル。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスが好調だ。現地4月6日時点で、6勝3敗と勝ち越しておりア・リーグ西地区でテキサス・レンジャーズに次ぐ2位となっている。

 23歳のカイレン・パリス内野手は打率.444、2本塁打、出塁率.545、長打率.889、OPS1.434と当たっている。25歳のローガン・オホッピー捕手も打率.345、出塁率.367、長打率.862、OPS1.229と好成績を出しており、5本塁打は6本のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に次ぐリーグ単独2位だ。

 エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「開幕戦こそ期待外れだった(シカゴ・ホワイトソックスに1対8で完敗)ものの、それから4連勝。4月6日時点で6勝3敗としている。疑問の残る経営陣の決断や、得点圏打率の低さ、ロン・ワシントン監督によるラインアップの構成の疑問などいくつかの問題を抱えているにもかかわらず、予想を上回るスタートを切った」とし、パリスやオホッピーの活躍に加えて、白星が先行しているのには理由があると指摘した。

「このチームは昨年とは違った雰囲気に包まれている。3月31日と4月1日のセントルイス・カーディナルス戦をいずれも延長で勝利した。2戦目の勝利の後、一塁手のノーラン・シャヌエルはこう語った。“鳥肌がだった。このメンバーと一緒にいられるのはエキサイティングだ。去年と今年で雰囲気がまったく違う。最高だ”と語った」

 4月1日の試合は、シャヌエルの暴投で8回に3対3の同点に追いつかれて延長戦に突入。しかし、10回の1死一、二塁で打席に入った23歳の一塁手がキャリア初の三塁打を放って2点を加え、自らのミスを帳消しにした。シャヌエルは当時の様子をこのように振り返った。

【動画】自身のミスを帳消しに! 延長でシャヌエルが放ったキャリア初の三塁打
 
「多くのチームメイトが励ましてくれた。僕はエラーをしてしまったが、ダグアウトに戻った時にみんなが寄ってきてくれて、“ミスは忘れろ”、“打席で取り戻せ”と声を掛けてくれたんだ」

 シャヌエルの適時打もあってエンジェルスは、カーディナルスに2試合続けて延長戦で勝利。同メディアは、「これこそが勝利を手にするチームの姿勢だ。エンジェルスが10年以上の失望を経て、懸命に培おうとしてきた努力の賜物だ。はっきりしているのは、チームのムードがまったく違うこと。若い選手が団結して互いを信頼しはじめているのは、目標を達成するうえで大きな一歩になりえる」と熱を込めた。

「今シーズンもプレーオフに出場できるか分からない。しかし、近年で試合を観るのが最も楽しいシーズンになるのは間違いない」

 若い力が躍動しているエンジェルスは、この先、どのような戦いを見せてくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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