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山本由伸が6回9K無失点の快投で今季2勝目! 大谷翔平は4試合ぶりのノーヒット、開幕からの連続出塁は「14」でストップ

THE DIGEST編集部

2025.04.12

山本(左)は6回9K無失点に抑える好投も、大谷(右)は無安打に終わり明暗が分かれた。(C)Getty Images

 現地4月11日、ロサンゼルス・ドジャースはシカゴ・カブスに3対0で完封勝ちを収めた。先発した山本由伸が6回(103球)を投げ2安打9奪三振1四球、無失点の好投をみせて今季2勝目を挙げた。一方、1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平は4打数ノーヒット。開幕からの連続出塁は14試合でストップした。
【動画】山本由伸が快投!カブス打線から9Kを築き、球場からスタンディングオベーション

 エースがカブス打線を翻弄した。山本は初回からフォーシーム、カットボール、カーブ、スプリットなどすべての球種が冴え、いきなり二者連続三振。2回も2つの三振を奪った。

 4回は1死から2番カイル・タッカーに一塁線を破られる二塁打でこの試合初めてランナーを出すと、続く鈴木にも右前打を許すが鈴木が一、二塁間で挟まれて2死三塁にかわる。強打の4番マイケル・ブッシュを迎えると、ギアを一段階上げた右腕はフルカウントからスプリットで空振り三振に打ち取り、ピンチを脱した。

 一方のドジャース打線もカブス先発のマット・ボイドを攻略できず5回まで両チーム無得点が続く。

 6回のマウンドに上がった山本は先頭のマット・ショウを154キロの速球で見逃し三振、ミゲル・アマヤをカーブで打ち取って2アウト。球数が100球近くに迫り疲労がみえる山本はイアン・ハップに、この試合初めて四球を与える。前の打席で二塁打を浴びているタッカーには変化球を中心にフルカウントで追い込むと、最後は渾身のカットボールで9つ目の三振を奪い小さくガッツポーズ。マウンドを降りる背番号18にドジャー・スタジアムは万雷のスタンディングオベーションで日本人右腕を労った。
 
 するとその裏、ドジャースは1死一、二塁の好機をつくるとトミー・エドマンの3ランが飛び出し、3点を先制。ついに均衡を破った。

 このリードをブルペン陣が最後まで守り、ドジャースが完封リレー。大谷は一ゴロ、空振り三振、左飛、空振り三振と無安打に終わりダグアウトから引き揚げた。

構成●THE DIGEST編集部

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