現地４月12日、ロサンゼルス・ドジャースがシカゴ・カブスと対戦して０対16で大敗し、本拠地ドジャー・スタジアムで今シーズン初黒星を喫した。先発の佐々木朗希はメジャー最長５回を投げて１失点と好投も１敗目。「１番・DH」で出場の大谷翔平は３打数１安打、１盗塁だった。

　４度目の先発登板となった佐々木朗希は、初回を三者凡退に抑える見事な立ち上がりを披露。それでも、２回にメジャー初長打となるソロ本塁打を４番マイケル・ブッシュに打たれると、３回にもピンチを迎える。

　９番カーソン・ケリーに四球、１番イアン・ハップに右前打を打たれて一、二塁と走者を背負い、２番カイル・タッカーにも四球を与えて１死満塁。３番の鈴木誠也と対峙した佐々木はフォーシームで二直に抑えた。

　第１打席で本塁打を打たれたブッシュには、またも大飛球を打たれたが、中堅手アンディ・パヘスがスーパープレー。懸命にグラブを伸ばしてフェンス越えの飛球を掴んで見せた。パヘスの好捕に佐々木は安堵の表情で拍手を送った。

【画像】メジャーリーグデビューの先発マウンドに立った佐々木朗希！ 　４回を三者凡退に抑えた佐々木は５回、ケリー、ハップに連続安打で１死一、二塁。それでも、タッカーを三邪飛、鈴木の代打ミゲル・アマヤを左飛に抑えた。佐々木はメジャー最長となる５回を投げ、81球、被安打４、３奪三振、１失点でマウンドを降りた。

　ドジャースは６回から登板した２番手のベン・カスパリウスが誤算だった。ブッシュに二塁打、６番ジャスティン・ターナーに中前適時打を打たれて１失点。７回にはケリーのソロ本塁打に続いて、アマヤ、ブッシュ、ダンズビー・スワンソンの連続適時打、ニコ・ホーナーの犠飛で５点を失った。

　０対７と大きくリードを広げられると、３番手のルイス・ガルシアも４失点で０対11。８回途中から登板した野手ミゲル・ロハスも９回に失点して０対16と一方的な展開になった。佐々木に初黒星がついた。

　大谷翔平は初回の第１打席で右前打を放ち、二盗を成功した。３回の第２打席は初球を打って二ゴロ。６回の第３打席は右翼ポール際に鋭い飛球を放ったが、ファウル判定に。続く変化球を捉えた大谷の大飛球はフェンス手前の右飛となり、３打数１安打だった。

構成●THE DIGEST編集部

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