ボルティモア・オリオールズの菅野智之が現地4月23日、ワシントン・ナショナルズ戦に今季5度目の先発登板。勝敗は付かなかったが、メジャー自己最多94球を投げて7回5安打3失点、無四球と2戦連続クオリティ・スタート(6イニング以上を投げて自責点を3点以下に抑えること)を達成した。
【動画】菅野智之が2戦連続QS達成!無四球ピッチング
菅野は初回に2ホーマーを浴びる苦しい立ち上がりだったが、2回以降はリズムを取り戻す完璧なピッチング。三振は5回にジェームズ・ウッドから奪った見逃しの1つだけだが、直球と変化球を効果的にストライクゾーンに投げ分ける丁寧なピッチングで凡打の山を築いた。
メジャー自己最長タイとなる7イニング目も続投した菅野は、この試合4度目となる三者凡退に打ち取り、マウンドを降りた。この時点でチームは1点ビハインドだったが、8回に9番ラモン・ウリアスの犠飛でオリオールズが同点。菅野の負け投手の権利は消えたが、チームはその裏に勝ち越しを許して競り負けた。
勝利にはつながらなかったが、35歳のオールドルーキーの好投に地元記者の評価はうなぎ登りだ。メリーランド州の日刊紙『The Baltimore Sun』のマット・ウェイリッチ氏は菅野が球団史の歴史に名を残したと報告。自身のXに過去10年間、オリオールズの投手で2戦連続先発した試合で7回以上を投げて無四球だった選手は4人目だと紹介し、チェン・ウェイン(15年)、ジョン・ミーンズ(19年)、コービン・バーンズ(24年)に続く記録について「素晴らしい安定感だ」と称賛した。
菅野は試合後、2戦連続のQSについては「投げるからには長いイニングをと思っている」と話したうえで、「だからこそ、初回の失点はもったいなかった。今日は四球がなかったので、そこから立ち直って徐々に調子を上げていけた」と、立ち上がりの不安定さを反省した。
試合前から投手コーチやバッテリーを組む球界最高捕手アドリー・ラッチマンと入念にコミュニケーションをとっていると明かす菅野。今季3勝目は叶わなかったが、35歳の右腕はメジャーで確かな手応えを掴んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
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試合前から投手コーチやバッテリーを組む球界最高捕手アドリー・ラッチマンと入念にコミュニケーションをとっていると明かす菅野。今季3勝目は叶わなかったが、35歳の右腕はメジャーで確かな手応えを掴んでいる。
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