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“オールドルーキー”が魅せる緩急自在の投球術に同僚・監督も心酔!「その精密な制球力こそが沢村賞2度、MVP3度、球宴に8度選出された理由だ」

THE DIGEST編集部

2025.04.26

菅野の多彩な球種で相手を封じ込む投球術は、チームメイトや指揮官も魅了する。(C) Getty Images

菅野の多彩な球種で相手を封じ込む投球術は、チームメイトや指揮官も魅了する。(C) Getty Images

 ボルティモア・オリオールズの菅野智之が、現地時間4月23日のワシントン・ナショナルズ戦で今季5度目の先発マウンドに登った。7回を投げ5安打3失点、球数は自身メジャー最多の94球を投げ抜いており、チームは3対4で敗れ菅野には勝敗がつかなかったが、2戦連続での無四球ピッチングを披露、現地ではその内容を称える声が上がっている。
【動画】菅野智之、切れ味鋭いスライダーで相手打者を封じ込む!
 

 前回登板のクリーブランド・ガーディアンズ戦に続き、6イニング以上を自責点3以内に抑えるクオリティスタートを達成するなど、NPB時代を彷彿とさせる投球を続けている菅野。ナショナルズ戦では初回に2本塁打を浴び3点を奪われるという荒れた立ち上がりとなったものの、2回以降は相手打線をヒット2本、無失点に抑えている。

 日本人右腕がしぶとさをみせたパフォーマンスは、メジャー公式サイト『MLB.com』もレポート。最後まで接戦となった試合の流れを踏まえ、「スガノが試合を壊さずに踏ん張ったことで、(オリオールズは)勝ちがみえる展開に持ち込めた」と評している。

 また同メディアは、「35歳のトモユキ・スガノは、すでにチームのクラブハウスで“どんな投手か”を知られる存在となっている」と指摘する。その上で、チーム内の反応を伝えており、内野手のジャクソン・ホリデーが菅野の印象について語ったコメントを掲載。「彼(菅野)は本当に素晴らしいよ。彼がマウンドに立てば、毎回クオリティスタートをしてくれるし、ストライクをたくさん投げて、ゲームの後半まで投げてくれるってわかっている」と称賛の言葉が綴られている。

 さらにブランドン・ハイド監督も菅野に対し、「疲れた様子も全くなかったし、投球術を心得ている。7回を通してスピードと緩急を上手く使って、相手を翻弄してくれた」と話すなど、試合後半までみせたピッチングを高く評価したことが紹介されている。

 また同メディアは、メジャーデビュー以降の内容を振り返りながら、以下のように菅野への見解を記している。

「初登板から3試合で14回を投げて5四球を与えていたが、ここ2試合では四球ゼロ。その精密な制球力こそがNPB時代に沢村賞を2度、セ・リーグMVPを3度、オールスターに8度選出された理由でもある」

“オールドルーキー”として挑んだ米球界のマウンドでも、見事にアジャストしている菅野。今後もシーズンを通して、その頼もしいパフォーマンスをみせてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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