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若手有望捕手ラッシングに、ドジャースが苦悩「スミスの控えには優秀すぎる」地元メディアは「球団に難問を突きつけている」と指摘

THE DIGEST編集部

2025.04.29

ドジャース傘下3Aに所属する24歳のラッシング。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャース傘下3Aのオクラホマシティ・コメッツで活躍しているのが、ドジャース有望株2位(野手では1位)のダルトン・ラッシング捕手だ。3Aでのプレーが2年目を迎えた今シーズン、19試合に出場して打率.294、3本塁打、打点10、出塁率.398、長打率.485をマーク。守備では本職の捕手以外に、一塁手、左翼手、DHも務めている。

 ラッシングのプレーぶりにドジャース専門メディア『Dodgers Way』が注目。現地4月27日の記事で「有望株のメジャー昇格は目前だ」と近いうちのドジャース昇格を期待しながら、一方で「オクラホマシティでの活躍は、球団の判断を複雑にする可能性がある」と指摘した。

【動画】右に左に強烈な打球を飛ばす、有望株ラッシングのバッティング
 
「メジャーでプレーする準備が整っているようにも見えるが、ドジャースはラッシングをどう起用するべきか迷っているようだ。ウィル・スミス捕手の控えをラッシングが務めるには優秀すぎるし、フレディ・フリーマンが2027年まで在籍することを考えれば、一塁手の案も難しい。外野手としてはわずか1イニングしか出場していない。ラッシングは依然として球団に難問を突きつけている」

 外野手としてラッシングはわずか1イニングしかプレーしておらず、ジェームズ・アウトマンやキム・ヘソンも対応する外野手として昇格するのは現実的ではないという。捕手にはスミス、一塁にはフリーマン、DHには大谷翔平がいる。メジャー昇格間近と言われている24歳のラッシングは、はたしてどのようなキャリアを辿るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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