6月3日に死去した“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄は、数多の名言・迷言でも知られていた。プレーだけでなく、その言葉の端々からにじみ出る愛すべきキャラクターも、彼が絶大な人気を博した大きな要因だった。そんなミスターの名言・迷言の数々を紹介しよう。
●「I live in Edo」
立教大時代、英語の授業で「I live in Tokyo.」(私は東京に住んでいる)を過去形にせよ、という問題が出た。もちろん正解は「I lived in Tokyo.」だが、学生・長嶋の答案は「I live in Edo」。過去形どころか過去にタイムスリップしてしまったミスターだった。
●「サバは魚へんにブルー」
●「ミート・グッバイ」
大学時代は珍回答も見せたミスターの得意技は“インチキ英語”。「サバ(鯖)」の漢字を「魚へんにブルー」と表現するのはこの人しかいないだろう。「肉離れ」を「ミート・グッバイ」(Meat Goodbye)と呼ぶのも、妙にリズムと語感が良くて使いたくなる。他にも「失敗は成功のマザー(母)」、「メークドラマ」、「僕にもデモクラシーがある」(プライバシーと言いたかったらしい)など枚挙にいとまがない。
●「こっちの子は英語がうまいなあ」「やたら外車が多いなあ」
1961年、川上哲治監督率いる巨人は、初めてアメリカ(フロリダ州ベロビーチ)でキャンプを張った。当時、川上が理想としていた『ドジャースの戦法』を本場で学び取ろうとしてのことだ。アメリカの大地に降り立ったミスターは感想を聞かれて「こっちの子は英語が上手い」「やたら外車が多い」と回答。子供が英語を話せるのも外車が多いのも当たり前なのだが...。
●「左足のストッキングがない!」
現役時代のある日の試合前のことである。ロッカールームでいきなりミスターがこう言って騒ぎ出し、チームメイトは大わらわ。あちこちひっくり返して探すも見つからず、みんながあきらめかけていた時、「あったよ、悪い悪い」とミスターが言う。一同が目をやると、何と右足に両方のストッキングを履いていたのだ。
なお別の日には、チームメイトの柴田勲の背番号7のユニフォームを間違って着た挙句、その上に自分の背番号3のユニフォームを重ね着して試合前練習で汗を流していた……なんてこともあったという。
●「I live in Edo」
立教大時代、英語の授業で「I live in Tokyo.」(私は東京に住んでいる)を過去形にせよ、という問題が出た。もちろん正解は「I lived in Tokyo.」だが、学生・長嶋の答案は「I live in Edo」。過去形どころか過去にタイムスリップしてしまったミスターだった。
●「サバは魚へんにブルー」
●「ミート・グッバイ」
大学時代は珍回答も見せたミスターの得意技は“インチキ英語”。「サバ(鯖)」の漢字を「魚へんにブルー」と表現するのはこの人しかいないだろう。「肉離れ」を「ミート・グッバイ」(Meat Goodbye)と呼ぶのも、妙にリズムと語感が良くて使いたくなる。他にも「失敗は成功のマザー(母)」、「メークドラマ」、「僕にもデモクラシーがある」(プライバシーと言いたかったらしい)など枚挙にいとまがない。
●「こっちの子は英語がうまいなあ」「やたら外車が多いなあ」
1961年、川上哲治監督率いる巨人は、初めてアメリカ(フロリダ州ベロビーチ)でキャンプを張った。当時、川上が理想としていた『ドジャースの戦法』を本場で学び取ろうとしてのことだ。アメリカの大地に降り立ったミスターは感想を聞かれて「こっちの子は英語が上手い」「やたら外車が多い」と回答。子供が英語を話せるのも外車が多いのも当たり前なのだが...。
●「左足のストッキングがない!」
現役時代のある日の試合前のことである。ロッカールームでいきなりミスターがこう言って騒ぎ出し、チームメイトは大わらわ。あちこちひっくり返して探すも見つからず、みんながあきらめかけていた時、「あったよ、悪い悪い」とミスターが言う。一同が目をやると、何と右足に両方のストッキングを履いていたのだ。
なお別の日には、チームメイトの柴田勲の背番号7のユニフォームを間違って着た挙句、その上に自分の背番号3のユニフォームを重ね着して試合前練習で汗を流していた……なんてこともあったという。
関連記事
- “究極の選択”――大谷とジャッジはどちらが優れているのか? MLBの球団幹部、スカウトが下した答えとは...【前編】<SLUGGER>
- “究極の選択”――大谷とジャッジはどちらが優れているのか? MLBの球団幹部、スカウトが下した答えとは...【後編】<SLUGGER>
- 選手たちがドジャーブルーに抱く強烈なプライドと自負。采配だけでは見えないロバーツ監督の最大の強みとは? ベテラン番記者が見た“最強軍団の真実”<SLUGGER>
- 衝撃を受けた日本開幕戦での大人気ぶり、復活を控えた“二刀流”には一抹の懸念も? 『SHOW-TIME3.0』の著者が見たドジャース2年目の大谷翔平<SLUGGER>
- 「絶対に成功してやる」という強い気持ちと集中力、長期的な視野――『SHO-TIME 3.0』の著者が考えるカーショウと大谷翔平の共通点<SLUGGER>