6月3日に89歳で死去した長嶋茂雄は現役時代、「記録より記憶に残る男」と言われていた。確かに鮮烈なプレースタイルや個性的なキャラクターでファンを魅了したのは事実だが、残した数字もまた超一流だった。今回は長嶋の「記録」にまつわるトリビアを紹介しよう。
●右打者では史上最高の安打製造機
長嶋の通算安打数は2471で、これは歴代9位に相当する。右打者に限ると衣笠祥雄(2543安打)に次ぐ2位だが、23年間の現役生活を送った衣笠に対して、長嶋はわずか17年で積み上げた数字だ。
ルーキーイヤーの1958年に両リーグ最多の153安打を放ったのを皮切りに、そこから6年連続リーグ最多安打を記録し、これは史上最長。また、シーズン最多安打10回&150安打以上11回も同じく最多記録だ。長嶋の現役当時はリーグ平均打率は.230前後のことも珍しくなく、現在よりもさらに投高打低の環境だった。それを考慮しても、長嶋こそ「右打者史上最高の安打製造機」と呼ぶにふさわしい。
●開幕戦では特に燃えていた
“ミスタープロ野球”にとって、1年のはじめとなる開幕戦は特別なものがあったようだ。1年目の58年こそ当時国鉄(現ヤクルト)の大エースだった金田正一に4打席4三振を喫したものの、翌年から2年連続で開幕戦アーチ。63年には2本塁打を放っている。また、70年から現役最終年の74年まで実に5年連続でオープニング・ゲームで本塁打を放っていて、これは史上最長。開幕戦通算10本塁打も、もちろん史上最多記録である。
●右打者では史上最高の安打製造機
長嶋の通算安打数は2471で、これは歴代9位に相当する。右打者に限ると衣笠祥雄(2543安打)に次ぐ2位だが、23年間の現役生活を送った衣笠に対して、長嶋はわずか17年で積み上げた数字だ。
ルーキーイヤーの1958年に両リーグ最多の153安打を放ったのを皮切りに、そこから6年連続リーグ最多安打を記録し、これは史上最長。また、シーズン最多安打10回&150安打以上11回も同じく最多記録だ。長嶋の現役当時はリーグ平均打率は.230前後のことも珍しくなく、現在よりもさらに投高打低の環境だった。それを考慮しても、長嶋こそ「右打者史上最高の安打製造機」と呼ぶにふさわしい。
●開幕戦では特に燃えていた
“ミスタープロ野球”にとって、1年のはじめとなる開幕戦は特別なものがあったようだ。1年目の58年こそ当時国鉄(現ヤクルト)の大エースだった金田正一に4打席4三振を喫したものの、翌年から2年連続で開幕戦アーチ。63年には2本塁打を放っている。また、70年から現役最終年の74年まで実に5年連続でオープニング・ゲームで本塁打を放っていて、これは史上最長。開幕戦通算10本塁打も、もちろん史上最多記録である。
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