オールドルーキーに気になる噂が上がっている。
メジャー1年目ながら一際目立つ好成績を残しているボルティモア・オリオールズの菅野智之。ア・リーグ東地区最下位に低迷するチームの中で奮闘する35歳の右腕のもとには優勝候補チームが獲得を望んでいる。
【動画】MLBを席巻する“オールドルーキー”菅野智之ハイライト
菅野は昨シーズン、巨人のエースとして15勝3敗、防御率1.67をマークし、4年ぶり4度目となる最多勝と最優秀勝率の2冠に輝き4年ぶり3回目となるMVPを獲得。海外フリーエージェント権を行使して夢だったメジャー移籍を果たした。
オリオールズではこれまで12試合に先発して71回を投げ5勝3敗、防御率3.04、40奪三振。1イニング当たり何人の走者を出したかを示すWHIP(1イニングあたりの与四球と被安打数の合計)は「1.04」をマーク。先発投手として1.2を切ればチームのエース級、1.00を切れば球界を代表する超一流ピッチャーだと言われている中で驚異の数字を叩き出している。
日本人右腕の活躍を受け、スポーツメディア『Motorcycle Sports』は現在ナ・リーグ中地区で首位を快走しているシカゴ・カブスが菅野のトレード獲得に動くと予想している。記事の中では、苦戦を強いられているオリオールズの中で輝きを放っている菅野の安定感にカブスが注目。「首位のカブスは今、まさに重要な局面を迎えている。先発ローテーションに怪我人が続出する中、チームは打線を強化し、競争力を維持するための施策を模索している。トレード期限が迫る中、スガノ獲得の噂が高まりを見せている」と報じている。
カブスは現在エース格の今永昇太が左ハムストリング負傷のため15日間の故障者リスト入り、もうひとりの左腕ジャスティン・スティールは左肘靱帯手術で早くも今季絶望となるなど、先発ローテの台所事情は非常に苦しい。「カブスにとって、スガノの加入は戦略的な大勝利となる可能性がある」と紹介しており、右腕獲得を推奨する理由を次のように説明する。
「スガノは一発の弱さが懸念材料ではあるものの、今シーズン彼の全体的なパフォーマンスは軽視できない。奪三振数は目を見張るほどではないかもしれないが、強烈な当たりを封じ、3.9%という高い与四球率を維持するスガノは、制球力においてリーグ屈指の実力者だ。この精密さに加え、毎試合4失点以下という安定した投球を見せる能力も備えているため、安定感を求めるチームにとって彼は魅力的な候補となっている」
こう主張した同メディアは「スガノの頼もしさは、カブスが地区首位の座を維持するために必要な安定力となるだろう。コンスタントにクオリティ・スタート(先発投手が6イニング以上を投げ自責点が3以下)をこなせる彼の能力は、投手陣の現在の苦境を打開する鍵となるかもしれない」と続け、カブスの秘密兵器として日本人投手の獲得を予想している。
今季は開幕序盤から先発投手が相次いで怪我で離脱し、最下位に沈むオリオールズは5月17日、7シーズンにわたってチームを率いたブランドン・ハイド監督を電撃解任。荒治療が功を奏したのか、同30日からチームは破竹の6連勝と怒とうの追い上げをみせている。
先発ローテを開幕から守り続け、今やチームの大黒柱になりつつある菅野を首脳陣は簡単に手放すことはしないだろうが、日本人右腕は夏の移籍市場の中で興味を注がれている存在のようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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菅野は昨シーズン、巨人のエースとして15勝3敗、防御率1.67をマークし、4年ぶり4度目となる最多勝と最優秀勝率の2冠に輝き4年ぶり3回目となるMVPを獲得。海外フリーエージェント権を行使して夢だったメジャー移籍を果たした。
オリオールズではこれまで12試合に先発して71回を投げ5勝3敗、防御率3.04、40奪三振。1イニング当たり何人の走者を出したかを示すWHIP(1イニングあたりの与四球と被安打数の合計)は「1.04」をマーク。先発投手として1.2を切ればチームのエース級、1.00を切れば球界を代表する超一流ピッチャーだと言われている中で驚異の数字を叩き出している。
日本人右腕の活躍を受け、スポーツメディア『Motorcycle Sports』は現在ナ・リーグ中地区で首位を快走しているシカゴ・カブスが菅野のトレード獲得に動くと予想している。記事の中では、苦戦を強いられているオリオールズの中で輝きを放っている菅野の安定感にカブスが注目。「首位のカブスは今、まさに重要な局面を迎えている。先発ローテーションに怪我人が続出する中、チームは打線を強化し、競争力を維持するための施策を模索している。トレード期限が迫る中、スガノ獲得の噂が高まりを見せている」と報じている。
カブスは現在エース格の今永昇太が左ハムストリング負傷のため15日間の故障者リスト入り、もうひとりの左腕ジャスティン・スティールは左肘靱帯手術で早くも今季絶望となるなど、先発ローテの台所事情は非常に苦しい。「カブスにとって、スガノの加入は戦略的な大勝利となる可能性がある」と紹介しており、右腕獲得を推奨する理由を次のように説明する。
「スガノは一発の弱さが懸念材料ではあるものの、今シーズン彼の全体的なパフォーマンスは軽視できない。奪三振数は目を見張るほどではないかもしれないが、強烈な当たりを封じ、3.9%という高い与四球率を維持するスガノは、制球力においてリーグ屈指の実力者だ。この精密さに加え、毎試合4失点以下という安定した投球を見せる能力も備えているため、安定感を求めるチームにとって彼は魅力的な候補となっている」
こう主張した同メディアは「スガノの頼もしさは、カブスが地区首位の座を維持するために必要な安定力となるだろう。コンスタントにクオリティ・スタート(先発投手が6イニング以上を投げ自責点が3以下)をこなせる彼の能力は、投手陣の現在の苦境を打開する鍵となるかもしれない」と続け、カブスの秘密兵器として日本人投手の獲得を予想している。
今季は開幕序盤から先発投手が相次いで怪我で離脱し、最下位に沈むオリオールズは5月17日、7シーズンにわたってチームを率いたブランドン・ハイド監督を電撃解任。荒治療が功を奏したのか、同30日からチームは破竹の6連勝と怒とうの追い上げをみせている。
先発ローテを開幕から守り続け、今やチームの大黒柱になりつつある菅野を首脳陣は簡単に手放すことはしないだろうが、日本人右腕は夏の移籍市場の中で興味を注がれている存在のようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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