大谷翔平が現地６月16日のサンディエゴ・パドレス戦に先発登板する。ロサンゼルス・ドジャースが発表した。大谷の二刀流はロサンゼルス・エンジェルス時代の2023年８月23日以来、663日ぶりのマウンド復帰となる

　23年９月に二度目の右肘手術を受けた大谷は、リハビリに励んだ24年を経て25年の投手復帰を目指していた。復帰時期を巡っては、春季キャンプ時点で５月頃と言われていたが、その後に秋のポストシーズン、そしてオールスターの後や前と話が二転三転。今回はオールスター前後の復帰と言われていたなか、６月16日の復帰が突如として発表された。

　これには米メディアも驚いた。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は「７月のオールスター前後に復帰するというのが、一般的な見方だったことを考えると、ドジャースの発表は少々驚きだ」と報じた。米誌『Sports Illustrated』は「ドジャース、大谷の投手デビューについて重大発表」と題した記事を出し、「ドジャースのスーパースター、大谷が月曜夜のパドレス戦に先発する。チームが日曜日の夜に発表した」と報道。突然の二刀流復活に、「ファンは大谷の投手デビューを待ちわびていた。明日の試合はドジャー・スタジアムが満員になる可能性が高い」と伝えた。

【動画】３度目のライブBPで投げ込む大谷翔平
  　米紙『USA Today』は、「ついにドジャースの大谷の投手デビューが実現する」と伝え、「先発登板はドジャースで初めて。最後に大谷が投げたのはエンジェルス時代までさかのぼる。ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーは４月以来、佐々木朗希は５月以来、マウンドに上がっておらず、トニー・ゴンソリンは先日負傷者リスト入り。チームの主力先発陣が壊滅的な打撃を受けているなかでの復活だ」と報じた。

　カリフォルニア紙『Orange County Register』は、「It’s Sho time」と大谷の投手復帰を表現。「約３週間で３度のライブBPを行なった大谷が、16日のパドレス戦でマウンドに上がる」と伝え、「大谷は１～２イニングを投げ、その後は右腕ベン・カスパリウスに代わる」と継投についても報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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