まさかの逆転勝利に監督代行も驚きを隠せない。

　現地６月27日、ボルティモア・オリオールズの菅野智之は、本拠地カムデンヤーズで行なわれたタンパベイ・レイズ戦に先発登板し、２回に渡米後ワーストの３被弾で一挙６点を奪われるなど５回７失点。９安打、２奪三振、１四球の内容で降板した。しかし、味方打線から大量22点の援護があり、今季６勝目（４敗）をマークした。

【動画】菅野智之が痛恨の一発...メジャー自己ワースト７失点の大乱調

　初回を三者凡退で立ち上がるも、続く２回に４番ジョナサン・アランダの先制９号ソロ、６番ジョシュア・ローに５号ソロを献上。さらに２死二塁から９番ダニー・ジャンセンの中前適時打、２死一、二塁から２番ブランドン・ローの17号３ランを浴びた。菅野はそのあと４回に２死から３連打で１点を奪われ、１試合７失点を喫するのは渡米後ワーストの数字だ。
  　オリオールズ打線の猛打爆発で６勝目が転がり込んできた試合後、米メリーランド州地元放送局『MASN』は、指揮官の会見コメントを公開している。オリオールズのトニー・マンソリーノ監督代行は、「（相手先発のライアン・）ペピオ、レイズを相手に０対６とリードされながら、このような結果になるとは、誰も予想しなかっただろう」と振り返っている。

　オリオールズは現地18日に行なわれたレイズ戦では、２回に８点のリードを奪いながら逆転され、８対12で敗れている。この結果を踏まえ、指揮官は「彼ら（レイズ）も先週、我々にしたようなことをされるとは予想しなかっただろう。野球というのは、本当にクレイジーなゲームだ。色々な意味で詩的なところがある。まさに今夜はそんな夜のひとつ」と続けた。

　これで今季の防御率は、試合前の3.55から4.06に悪化した菅野。彼がこの一戦をどう修正し、次戦以降で巻き返していくのか。35歳のオールドルーキーに引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「今シーズン最悪の状態」大炎上の菅野智之、地元記者は辛辣評価「ここ最近は本来の調子ではない」計21安打・22得点の大量援護で今季６勝目も...

【記事】「７失点で勝ち投手？」菅野智之、MLB自己ワーストの被安打、被本塁打と大乱調も...22点の大量援護で今季６勝目！「なんつ～試合だ」ファン騒然「えぐすぎ」