二刀流スターの投球が対戦相手を唸らせている。

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地７月５日（日本時間６日）、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に「１番・投手兼DH」で先発出場。チームが４対６で逆転負けを喫したなか、投手として２回１安打無失点、３奪三振と好投し、打者としては４打数１安打、１四球をマークするなど、二刀流パフォーマンスでドジャー・スタジアムのファンを魅了した。

【動画】大谷翔平、決め球スイーパーで圧巻の３者連続三振！ 　この日、初回先頭のイサク・パレデスにいきなり左前打を浴びるが、続くキャム・スミスを二ゴロ併殺打、ホセ・アルトゥーベを遊ゴロに打ち取った。さらに２回、クリスチャン・ウォーカー、ビクトル・カラティニ、ヤイネル・ディアスから空振り三振を奪取。三者連続三振を記録するのは、復帰後初となった。

　試合後、米スポーツ専門局『FOX Sports』のインタビューに応じたアルトゥーベは、投手・大谷の印象をコメント。「ほとんど打つのが不可能だ。100マイルの速球にスライダー、スプリット。なんでも投げられる」と話し、続けて「打撃も素晴らしい。本当にアメージングな選手だ。正直、彼との対戦が好きではない」と“本音”を口にしている。

　また、８回先頭で三塁打を放ち、１死から犠飛で６点目のホームを踏んだ35歳は、「チームが勝つ手助けを全力でするだけだ」と言及。「ここ最近は、打撃を機能させようと一生懸命取り組んできた。あの打席で結果に繋がり、チームにとって重要な追加点を挙げることができた」と貴重な一打に手応えを滲ませていた。

　力強い投球内容でメジャーの強打者たちを翻弄する大谷。今後もその活躍ぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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