世界一の座にあるロサンゼルス・ドジャースが、まさかの泥沼に陥っている。

　現地８日（日本時間９日）、ドジャースはミルウォーキー・ブルワーズに１対３で敗戦。先週末にはヒューストン・アストロズにスイープ（３連敗）されており、ブルワーズ戦の連敗を含め、これで５連敗となった。
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　苦戦の背景には、主力選手の相次ぐ離脱がある。マックス・マンシーとキケ・ヘルナンデスが10日間の負傷者リスト入りし、トミー・エドマンとテオスカー・ヘルナンデスも故障の影響でコンディションが万全とは言えない状態が続いている。
  　地元メディア『Dodger Blue』によると、デーブ・ロバーツ監督は『The Orange County Register』紙のビル・プランケット記者を通じて、「万全な状態のチームなんて存在しない。でも、今いるメンバーで、もっと良いプレーをしなければならない。今は投球も守備も打撃も、全てが上手くいっていない」と、率直に現状を語った。

　さらにロバーツ監督は「マンシーやテオスカー・ヘルナンデスのようなオールスター級の選手は代えがきかない。ポストシーズンMVPのエドマンも同様だ。代わりに出た選手がベストを尽くすしかないが、完全にその穴を埋めることは難しい」と、主力不在の影響の大きさを認めた。

　ムーキー・ベッツも「打線が機能していない。それが全てだよ。少し前までは調子が良かったけど、シーズンってそういうものだ。毎日完璧にいかない」と、冷静に現状を受け止めている。

　オールスター前には、ブルワーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツとの４試合が控えている。ドジャースは短期間での立て直しを迫られている。

構成●THE DIGEST編集部

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