現地７月９日（日本時間10日）、ロサンゼルス・ドジャースのタイラー・グラスノーが、ミルウォーキー・ブルワーズとの３連戦最終戦で先発登板した。4月27日以来、約２か月半ぶりの復帰戦となった。右肩の炎症により４月28日に15日間の負傷者リスト（IL）入りし、５月31日には60日間ILに移行していた。
【動画】グラスノー、復帰登板！先頭打者を“見送り三振”に仕留める

　グラスノーは５回85球を投げ、被安打２、奪三振５、与四球３、失点１（自責０）の内容で、１対１の同点のままマウンドを降りた。試合は２対３で敗れたものの、復帰後の登板としては順調な仕上がりを見せた。
  　試合後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、復帰登板を果たしたグラスノーについて、MLB公式サイト『MLB.com』の取材に「彼はいい投球をしてくれた。球数が増えたので５回までだったが、今日はポジティブな内容だった」と評価。また「彼は素晴らしい選手で、才能は間違いない。でも、我々が今後彼に求めるのは“信頼性”だ。それが今後の彼に求めていることだ」と、グラスノーへの期待を語った。
　
　グラスノー自身も「健康で力強く投げられたことがうれしい。オールスターブレイク後も準備万端で臨めそうだ」と手応えを口にした。また、投球フォームについては「考えすぎず、自然体で投げるようにしている。何か修正が必要なら、その時に対応するよ」と述べ、現状を冷静に分析している様子が窺えた。

　長い離脱期間を経て、確かな投球を見せたグラスノー。その復帰は、後半戦のドジャースにとって大きな力となるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け！ 愛犬デコピンも登場